氏名:Kim Hazel Arafiles
出身国:フィリピン
身分:博士課程前期(2013年4月入学)
専攻:分子生命機能科学専攻
研究室:細胞機能化学研究室
指導教員:秋 庸裕 准教授
(2014年6月取材)
広島大学大学院先端物質科学研究科を留学先に選んだ理由は?
現在所属している研究室の研究内容に興味があったのでこちらを選びました。私はフィリピンの大学でトラウストキトリド(ラビリンチュラ)という特殊な微生物に興味を持ったのですが,私の研究室ではこの微生物が研究に使われています。この微生物について学ぶのは勿論ですが,その他の有益な微生物についてもより知識を深めたり,技術を習得したいと思いこちらに来ました。
日本に来て驚いたことはありますか。
日本の公共交通システムは本当に素晴らしいです。どこかに行く際にはバスや電車など,いろいろ移動手段を選ぶことができて便利です。場所によっては電車の路線網が大変発達しており,また,ほぼ全ての列車は時間通りに運行されるため,待ち時間が少なく時間を無駄にすることもありません。
東広島での生活はどうですか。
こちらに来てしばらく経ちますが,西条での生活にはすっかり慣れました。静かな環境で住みやすく,勉強するには大変良いところだと思います。
修了後は,どこで何をする計画ですか。
博士課程前期を修了後は,引き続き先端物質科学研究科の博士課程後期に進学する予定です。
これから留学を考えている人へのメッセージ
留学は,自分の研究分野について学ぶことができるだけではなく,異国の文化に身を置くことで自分の知識が深まり世界に視野を広げることもできる素晴らしい手段です。全く異なる言語を使う異国の地に適応することは大変そうに思えますが,それは同時に,より知識や経験を得るための良い機会でもあります。また,新たな自分を発見したり,自分にとって本当に大切なものを見つけたりすることができます。広島大学は,生活し勉強する中で些細な幸福を感じさせてくれる場所であり,あなたが最良の自分を見つけることができる場所だと私は確信しています。
竹原市町並み保存地区にて