第5回 曾 亮(Zeng Liang)さん

Zeng Liangさん

名前:曾 亮(Zeng Liang)(2012年博士課程後期修了)
出身国:中国
専攻:量子物質科学専攻
研究室:水素貯蔵物質研究室(現エネルギー機能物質学研究室)
指導教員:小島 由継 教授(先進機能物質研究センター)

(2014年7月取材)

広島大学大学院先端物質科学研究科で何を得られましたか。

広島大学での学生生活を通じて,私にとっての一番大きな成果は博士号を取得できたことです。私はここで,研究しようとする姿勢やチームワーク精神の大切さを学びました。また,日本文化の中で周りの人たちとどのようにしたらうまくやっていけるかも学びました。これらのことはすべて,今後私が研究や仕事をしていく上で大変役立つと思います。

日本に来て驚いたことはありますか。

日本は高度先進国で,人々はとても礼儀正しく環境を大切にします。日本に来たばかりの時,道路にはゴミ箱があまりないのにも関わらずとてもきれいだったので大変驚きました。私の母国では反対に,たくさんのゴミ箱が置いてありますが,それでもゴミが至る所に落ちています。これについては日本から学ぶべきだと思います。

東広島での生活はどうでしたか。

東広島市はお酒の街として有名で,景色も美しく空気もとてもきれいです。都会からは離れていますが,生活や買い物にも便利な場所なので,こちらでの生活は快適です。

現在,どこでどんな仕事(活動)をしていますか。

2012年に広島大学で博士号を取得した後,1年半は筑波大学と東京大学で研究員として働いていましたが,2014年4月にプロジェクトアシスタントプロフェッサーとして広島大学に戻ってきました。現在は水素エネルギーの研究を行っています。

これから留学を考えている人へのメッセージ

広島大学には世界中から留学生が来ていますので,こちらでの学生生活にも容易に適応できると思います。東広島キャンパスは外界の喧騒から離れた静かな小さい街にあるので,研究をするには最適です。あなたが真の学術研究をしたいのであれば,ここ先端物質科学研究科の研究の質はとても高いのできっと満足できるはずです。

Zeng Liangさん岡山城にて
Zeng Liangさん学位記授与式にて

写真 (上)岡山城にて (下)学位記交付式にて


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