量子物質科学特別講義Bについて(集中講義:1月22,23日)



下記のとおり「量子物質科学特別講義B」の集中講義を開講します。

受講希望者は1月19日までに先端研学生支援室にて申し込んでください。

         

            記



日程:平成19年1月22日(月) 3−10時限(10:30−17:50)

   平成19年1月23日(火) 3−10時限(10:30−17:50)

講義室:先端研402N講義室



講師:大阪大学大学院工学研究科教授 森田清三先生



講義科目:原子を見て、動かして、組み立てる



ナノスケールの観察技術の進歩には近年著しいものがある。原子レベルの観察方法のなかでも、最近、原子間力顕微鏡(AFM)は、特に目覚しい進歩・発展を遂げつつある。森田先生は、空気中での原子レベルの摩擦やナノスケールの帯電の研究に始まり、超高真空中での原子分解能の達成など、高機能・高分解能AFMの世界の草分けの一人である。特に、最近は、原子間力顕微鏡技術に新境地を開き、AFMによる原子の力学的観察だけでなく、原子の識別、操作、組立も実現した。異種原子である19個のSn 原子をGe(111)基板に埋め込んで書いた"Sn"の「原子埋め込み文字」は、現在、世界的な注目を浴びている。これらの森田先生の研究成果を中心にSPMに関係するナノテクノロジーのお話をしていただきます。応用量子科学コースのみならずナノテクノロジーに関心のある学生は是非受講してください。





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