附属三原中学校第72期生(中学校3年生)が施設見学に訪れました

 令和元年7月12日(金)に、広島大学附属三原中学校第72期生(中学校3年生)が広島大学東広島キャンパス施設見学で広島大学を訪れ、午後のコース別見学で20名の生徒が先端物質科学研究科及び統合生命科学研究科の3研究室を見学しました。

 まず、加藤純一研究科長から、SFアニメを題材として、最先端の科学に関する話題や研究科の特色について説明を受けました。続いて統合生命科学研究科(生物工学プログラム)の細胞機能工学研究室で、微生物培養に関する実験室や器具を見学しました。また、分子生命化学研究室の中の三弥子准教授から、糖鎖に関するミニ講義を受けました。
 その後、ナノデバイス・バイオ融合科学研究所において、黒木伸一郎教授から半導体研究に関する解説と、代表者によるクリーンウエアの試着、クリーンルームの前室から実験施設を見学しました。
 研究に関する用語や話題は、生徒たちにとっては聞き慣れなかったり、まだ興味や実感が湧かない部分もあったと思います。しかし一見難しそうな研究が、身近な「酵素」や「血液型」、毎日使っている「ICカードの定期券」などに繋がりがあることから、大学での学びは現在の私たちの暮らしや世界をよりよくするためにある、ということに気づいていただき、大学をより身近に感じられたのではないかと思います。

 

「酵素」を用いた製品について、加藤純一教授からお話を伺いました

「酵素」を用いた製品について、加藤純一教授からお話を伺いました

中の三弥子准教授の糖鎖模型を使ったミニ講義。

中の三弥子准教授の糖鎖模型を使ったミニ講義。ABO血液型はたった1つの糖の違い!

黒木伸一郎教授から、ここで10 ナノメートルくらいの半導体デバイスも作っていると伺いました。

黒木伸一郎教授から、ここで10 ナノメートルくらいの半導体デバイスも作っていると伺いました。その小ささに驚き!


up