鳥取東高校1年生自然科学実験セミナー(2016.9.28)

鳥取東高校1年生に自然科学実験セミナーを実施しました。

 鳥取県立鳥取東高等学校が,「自然科学実験セミナー」で広島大学を訪れ,先端物質科学研究科等で大学の教員から講義,演習を受講しました。このセミナーは1年生を対象とし,高校での理科学習への動機付けを行い,今後の進路選択の一助となるよう,高等学校からの依頼を受けて開催しているものです。本研究科では,平成28年9月28日(水)に,量子物質科学専攻 鈴木孝至教授による「低温の不思議と超伝導」を実施しました。

 3時間の演習は,高校の授業ではめったに受けることのできない「液体窒素」を使った実験をふんだんに含み,高校生は広大生のフォローを受けながら熱心に実験に取り組んでいました。また,超伝導について,鈴木教授から不思議な現象を見せてもらうとともに,現在の科学で解明されていること,解明されていないことを教えてもらっていました。現在解明されていない現象が解き明かされると,将来世の中がどんな風になる可能性があるか,鈴木教授が挙げた身近な例に,高校生はとても楽しそうに聞いていました。

彼らの中から,科学に興味を持ち,広島大学に進学して,未来を変えるような発見が生まれることを楽しみにしています。

鳥取東高校1年生と

高校生とアシスタントの広大生,鈴木孝至教授と。実験,楽しかったです!

超伝導実験

液体窒素で冷やした超伝導体の上に磁石を置きます。どうなる?高校の先生も興味津々です。


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