自分が思う将来のために頑張ってください‼

本学大学院人間社会科学研究科人文学プログラムへの進学が決まった江本 凜さん(地理学・考古学・文化財学コース 考古学分野)の声をお届けします。

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広島大学文学部を進学先に選んだ理由を教えてください。

 私は、高校生の頃は高校の社会科教師になりたいと考えており、周囲の教員に広島大学の出身者が多かったことから広島大学教育学部への進学を考えていました。しかし、当時の担任の先生から「教師をやりたいのなら専門的な内容を学ぶ方がよい」という助言を受け、文学部を受験することに決めました。

文学部ではどんなことを学びましたか。

 私は考古学を専攻しましたが、考古学では遺跡の発掘調査の手法、図面の取り方や遺物の見方、考古資料の取り扱い方などを学びました。また、遺物の観察を通して過去の社会・人間について考え、知るということの楽しさを知ることができました。

大学院に進学することを決めた理由を教えてください。

 私が大学院に進学することを決めたのは、同期に大学院進学者が多かったことや自分の興味があることを究めたいと思ったからというのも大きな理由です。しかし、もっとも大きい理由としては就職後のことを考えた場合、大学院で考古学についてしっかりと学んでおく方がよいと考えたからです。私は、考古学を学ぶ中で自治体の埋蔵文化財専門職員として就職したいということを強く意識するようになりました。しかし、3年生までの発掘調査実習を経て、今のままでは就職できたとしてもろくに業務をこなすことができないと考え、さらなる研鑽の必要性を感じ、大学院に進学することを決めました。

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大学院入試に向けてどのように取り組みましたか。

 大学院入試にあたっては、考古学の基礎的な知識を復習すると同時に大学院での研究計画についてまとめました。

大学院進学に向けた抱負や今後の野望(将来の夢)について教えてください。

 大学院では、卒論で扱った近世長崎のキリシタン遺物(特に教会の瓦)というテーマをさらに深化させていく予定です。さらに、その研究を通して得た知識や成果をもとに、長崎県内で埋蔵文化財専門職員として働きたいと考えています。

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これから就職活動又は大学院入試に向けて準備を始める後輩へメッセージをお願いします。

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