滋賀県出身の清水 陽奈さん(欧米文学語学・言語学コース 言語学分野)の声をお届けします。
広島大学文学部を受験しようと思った理由は何ですか。
自分に合った生活ができると感じたからです。広島大学は広島県のなかでも中心地から少し外れた位置にあり、周辺は静かで穏やかです。過剰な人込みや喧騒が無いので、私にとって住みやすい環境だと感じました。また、自分に合った分野に進めそうだと感じたのも大きかったです。広島大学文学部はコースがたくさん存在し、選択の時期が一年生後期と遅めなので、じっくり考えながら自分に合った道を選ぶことができると考えました。
広島大学や大学生活の第一印象はどうでしたか。
良い意味で期待を裏切られたというのが第一印象です。入学当初は「自分の好きなことを極めるぞ!!」と意気込んでいました。しかし、文学部生の一年目は分野を問わない授業を受講します。自分の想像していた形ではありませんでしたが、このおかげで、自身の興味や関心に縛られることなく幅広い知識や多くの視点を持つことができました。そして、総合大学ならではの情報へのアクセスのしやすさを実感しました。授業で気になることがあれば、図書館や知人を介して様々な角度から追究することができます。これらの幅広い知識や多くの視点を携えて専門の分野に進んだことで、現象をよりフラットにとらえることができているのではないかと感じています。

現在どんなことを勉強していますか。
言語学を専攻しており、私はスペイン語を対象にして勉強しています。授業で習ったことを足がかりに、自分なりに深めていきたいと考えています。

広島大学での学生生活について教えてください。
学校以外の時間は主にアルバイトをして過ごしています。私はたくさん時間の使える大学時代に様々なアルバイトを経験してみたかったので、飲食店や花屋、野球場など自分の興味に任せて様々なアルバイトに挑戦しました。広島ならではのアルバイトもすることができて、良い経験になったと感じています。
休日は作品に触れることを心がけて過ごしています。大学から少し足を伸ばせば映画館や漫画喫茶があるのでよく訪れています。また、少し遠いですが広島市まで行くと広島大学と提携している美術館がいくつかあります。そういった美術館には無料で入ることができるので、そのような制度も活用しながら楽しく過ごしています。

広島大学文学部に入学してよかったこと、驚いたこと、衝撃を受けたことなどについて教えてください。

広島大学文学部に入学してよかったことは、専攻を決めるまでに一年間の猶予があることです。この一年間で、高校時代に受験勉強や部活動に追われてじっくり考えることのできなかった自分の興味や関心、将来について考えることができました。
文学部に限りませんが、学食のおいしさには驚きました。月ごとに限定メニューが販売されるので飽きずに楽しめています。失いがちな季節感覚も学食で取り戻しています。大学に来る足取りが重くても、学食が食べられると思うと頑張れます。
将来の夢は何ですか。
将来は人々の救いとなるような作品を届けられるような人になりたいです。高校生の頃は具体的な夢を持っていませんでしたが、大学生活を通して様々な人や作品、思想に触れ、自分を見つめることができました。大学生活があったからこそ自分のやりたいことが見つかったと思っています。
広島大学文学部を目指す受験生へメッセージをお願いします。
