
中村 歩実さん(欧米文学語学・言語学コース 英米文学語学分野)の留学体験談をお届けいたします。
- 留学先:ニューサウスウェールズ大学(オーストラリア)
- 留学プログラム:シドニー異文化体験ツアー
- 留学期間:2023年9月8日~2023年9月17日
オーストラリアはどんなところでしたか。
オーストラリアに着いて、まず感じたことは様々な人種の方がいるということです。そのため、目に入ってくる光景が日本とは異なりますし、街にある飲食店も様々な種類が見られました。滞在期間中の食事はとても楽しかったのを覚えています。ただ、日本と比べると野菜が本当に少なくて、野菜が食べられそうな場所をさがしていました。また、9月のオーストラリアはとても乾燥していて、日本のようにムシムシした暑さではないので過ごしやすかったです。

シドニー異文化体験ツアーに参加しようと思ったきっかけは何ですか。
私がこのプログラムを知ったのは入学前のパンフレットでした。もともと留学には興味がありましたが、日本から出たことのない私にとって、海外は不安だらけでした。このプログラムは、ホテルや飛行機、保険、ツアー前後の学びなど海外に行ったことのない人でも安心できる点が多く、またTOIECの点数upにもつながる点や一緒に頑張る仲間がいることも魅力的なポイントの一つでした。
ニューサウスウェールズ大学での学生生活について教えてください。

このツアーでは日本ではできない異文化体験をしました。シドニーに移住した日本人の方のお話を聞いたり、ユダヤ博物館、アボリジナルツアーに参加したり…。その中には現地の大学訪問もありました。ニューサウスウェールズ大学では在学生による学校紹介、講義体験があり、それぞれ日本との違いを実感しました。まず、在学生の意識の違いです。私は3人の学生の紹介を聞きましたが、どの方も自分の将来には何が必要なのか、今後どのようなステップを踏んでいくのかをしっかり理解していました。私も自分自身の将来についてもっと考える必要があると感じた瞬間でした。次に講義を受けて気づいたことは、日本よりも自己表現が大切だということです。その講義では体を使って相手に自分の意思を伝えるアクティビティをしましたが、日本人の私たちはシャイな性格を脱ぎ捨てなければなりませんでした。最初はみんな戸惑っていましたが思い切って挑戦してみることで自分の殻を破るきっかけになったと思います。学生が校内を案内してくれる時間ではお互い交流を深めることができました。私たちを担当してくれた学生さんの話では、空いている時間は勉強することが多いそうです。また、長期休暇中には海外へ旅行にも行くそうで、その学生さんは日本にも何回か訪問したことがあり、日本への愛を語ってくれました。
留学してよかったこと、印象的だったこと、一番の思い出などについて教えてください。
前述しましたが、やはり海外の雰囲気は日本と非常に異なるので、そこにいるだけでも刺激になると思います。さらに、自分から英語を使ってコミュニケーションをとることで、拙い英語でも意思疎通が図れる!という自信にもつながりました。また、日本の生活が当たり前ではないことも実感できます。印象的だったのは、バスの中で次の停留所の名前が放送されないことです。そのため、降りるところまで停留所がいくつあるのか数えていました。一番の思い出は、オペラハウスの中を見学したことです。建物の中は主に木材とコンクリートで作られており、今まで見たことのないような構造でとてもワクワクしましたし、外観と内観では印象が変わるので、二度楽しむことができました。私の初めての海外経験は次の挑戦にもつながっています。シドニーに行った後、春休みにはグアムへ、二年の夏休みには韓国へ旅行し、自分の行動範囲を広げることができました。国ごとに新しい発見があって、そのたびに少しずつでも成長できるので、これからも活動的に過ごしていきたいと思います。

現在どんなことを研究されていますか。
私は英米文学語学分野に所属しており、アメリカ文学やイギリス文学、加えてトライリンガル特定プログラムで韓国語を学んでいます。今はまだ研究の領域まで進んでいませんが、今後は英文学を韓国語も絡めながら研究できたらいいなと思っています。
将来の夢は何ですか。
つきたい職業が明確に決まっているわけではありませんが、英語と韓国語を学んでいるので、海外と関わりを持てる仕事をしたいと思っています。また、プライベートでも行動範囲を拡大させ、一つのことに縛られず、自分自身が人間的に成長できるよう、様々なことに挑戦する人になりたいです。
「留学したい」と考えている学生へメッセージをお願いします。
