哲学

(教育研究分野:思想文化学)

古代から現代に至る西洋思想の研究を通じて人間存在の根源を探求します。

この分野は、古代から現代に至る西洋哲学の歴史、およびそこにおいて考究されてきた哲学の諸問題を研究します。現在のスタッフは、プラトン、アリストテレスを中心とする古代ギリシア哲学、アウグスティヌスやトマス・アクィナスを中心とする中世哲学、カント、フィヒテ、ヘーゲルなどのドイツ観念論を中心とする近世哲学、現象学を中心とする現代哲学についての研究と教育を行っています。

当分野の研究・教育の特徴は、原典の精密な読解にもとづく文献学的研究方法を柱とし、少人数のゼミや発表形式による授業を通して互いに切磋琢磨しつつ哲学研究の能力を高める点にあります。我が国でも有数の文献を擁していること、分野独自の研究誌を発行していることなども研究に有利な条件をなしています。

当分野には、哲学史上きわめて重要な貴重図書が多数所蔵されており、研究に活用することができます。

当分野の修了者は、伝統的に大学等で研究職に就く者が多いのですが、最近では研究職に加えて、他の方面で活躍する者も増えてきています。

ステファヌス版 プラトン全集

▲ステファヌス版『プラトン全集』(1578年)

カント『純粋理性批判』初版本

▲カント『純粋理性批判』初版本(A版1781年)と第二版(B版1787年)

独自に発行している研究誌『シンポジオン』

▲当分野で独自に発行している研究誌『シンポジオン』


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