東洋史学

(教育研究分野:歴史文化学)

文献読解・現地調査能力を鍛え、新たなアジア史像の構築を目指します。

東洋史学分野では、中国史・東南アジア史などの歴史を軸に研究活動をおこなっています。中国史は特に宋代史・近現代史に重点をおき、また東南アジア史は特にヴェトナム史・インドネシア史に重点をおき、いずれも政治・経済・社会・文化交流などの多様な視角から研究に取り組んでいます。 

東洋史学分野では、昭和初期開学の広島文理科大学以来の多くの蔵書を揃え、また近年では中国史の地方志・近現代新聞史料や、東南アジア史の植民地関係文書・家譜等の収集にもつとめており、新たな視角での研究を支える十分な条件を整えています。

海外との学術交流もさかんで、国際学会への参加や、研究対象地域での史料調査・フィールドワーク等を積極的に進めています。また海外の大学・研究所との密接な関係を活用して、大学院生は北京大学・浙江大学、中国人民大学(中国)、ホーチミン市国家大学(ヴェトナム)、インドネシア大学(インドネシア)、ライデン大学(オランダ)など研究分野の拠点的大学・機関への長期留学をしばしばおこなっており、国際化する学界で通用する研究能力を身につけています。

15世紀ヴェトナムタインホア省皇帝直筆磨崖碑文

1890年付けタインホア省内地方少数民族知府から送られた行政文書

トーラ川のゲルと牧民・馬群(モンゴル国)

京杭大運河(北京市通州区)


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