アメリカ・イギリス文学

(教育研究分野:欧米文学語学・言語学)

世界に通用する文学・文化研究を行います。

当専門分野ではアメリカ・イギリス文学作品を文字芸術の観点から鑑賞批評します。その研究方法は堅実さと独創性を二本柱とし、原典を正確に読み込むことを基本としたうえで、独自の視点による新たな文学解釈の展開を目指しています。

また、このような研究を可能にするため、正確な英語の運用、文字に対する洗練された感性の育成、社会的・歴史的視野を持つ豊かな人間性の涵養が奨励されています。また、すでに多くの課程博士をも輩出しています。 

研究指導は、欧米文学語学・言語学、総合人間学講座に属する教員が担当します。それぞれに国際的な研究活動に携わり、海外の研究者との情報交換にも積極的に取り組んでいるため、常に最先端の文学批評に触れながら、豊富な資料をもとに研究を行うことができます。また、当分野は中・四国のアメリカ・イギリス文学研究の拠点でもあり、著名な作家や研究者の講演がしばしば開かれます。 

(イギリス文学) 
文化というテクストに織り込まれた文学テクストの緻密な分析、現代批評理論を駆使しながらも実証主義的な、英文学のキャノンを重視した研究が伝統的な学風です。特に、英国ルネサンス期の戯曲、詩文学、ロマン派の詩、ディケンズを中心とするヴィクトリア朝小説においては、世界トップ・レヴェルの教育・研究者が揃っており、書籍も潤沢です。 

(アメリカ文学) 
現代作家、ユダヤ系作家、フォークナーやヘミングウェイ等のモダニズム文学、黒人作家、ポーやソロー等のアメリカ・ルネサンス文学の研究者が連係して、絶えず新しい批評動向を視野におさめた幅広い先鋭な研究を目指しています。越境文学、南部文学、環境文学などの研究拠点として、国内・国際学会において重要な役割を果たしています。

研究室を訪れる作家、研究者は多く、ヴィジターズ・ブックの1ページ目には故アイリス・マードック女史

▲研究室を訪れる作家、研究者は多く、ヴィジターズ・ブックの1ページ目には故アイリス・マードック女史。


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