メールマガジン No.106(2021年11月号)

リテラ友の会 メールマガジン  No.106(2021年11月号) 2021/11/25

□□目次□□
1.ホームカミングデー文学部企画「文学部で味わう世界のティータイム」レポート
2.文学部ニュース
3.広報委員会より

1.ホームカミングデー文学部企画「文学部で味わう世界のティータイム」レポート

  11月6日、第15回広島大学ホームカミングデーが東広島キャンパスで開催されました。
  恒例となっている文学部主催「文学部で味わう世界のティータイム」も、昨年度に引き続き、マスクの着用など新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、14時から行われました。
 
  今年の発表を担当する留学生は台湾、インドネシア、スリランカ出身の3人です。
  トップバッターの林 怡萱(リン イシュアン)さん、学部2年生ながら見事な日本語で留学するに至った経緯、台湾の歴史、文化などを紹介しました。
  次に、インドネシア出身のアヨディア パラマ プトリーさんは、ジェスチャーを交えながらジャカルタを中心に”今のインドネシア”を紹介しました。
  最後にスリランカ出身のウェン ウダヤギリエ ダンマシリ テロさんは、シンハラ語の「こんにちは」をホワイトボードに書いて紹介したり(難しくとても真似て書くことはできませんでした)、世界遺産やお祭りの様子を美しい写真と共に紹介しました。

  後半の学生ロビーでのティータイムは、今年も「お菓子持ち帰り」でしたが、3人の留学生の周りには来場者が集まり、楽しく話す様子が見られました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
  最後に発表していただいた留学生3人の感想を紹介します。

発表した3人の留学生
(左からダンマシリさん、アヨディアさん、林さん)

シンハラ語で「こんにちは」と書くダンマシリさん

シンハラ語で「こんにちは」と書くダンマシリさん

○林 怡萱(リン イシュアン)文学部2年 地理学・考古学・文化財学コース(文化財学専攻)
  この度は、台湾の留学生として、広島大学ホームカミングデー「文学部で味わう世界のティータイム」で発表を担当させていただき、誠に光栄に思います。文学部支援室、関係者各位、ご来場下さった皆様に、感謝を申し上げます。
  まさかのトップバッターとして発表し、少し緊張を覚えたのですが、会場内の反応は良く、皆様にご満足いただけるような発表ができたと安心しました。近年でのタピオカミルクティー専門店等、台湾ブームの再来を鑑み、自分の発表は観光や料理の紹介より、敢えて台湾の歴史や文化の一層深い所にスポットを当ててみました。台湾の「占拠される歴史」、複雑な言語事情、多種多様な民族・文化等を主なトピックとしてご紹介させていただきました。楽しいだけのテーマではありませんが、皆様にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。私としても、愉しい時間を過ごせました。
  最後に、共に切磋琢磨したアヨディアさん、ダンマシリさんにも感謝を伝えたいと思います。今回はお二人の発表を通して、非常に多くのことを学ばせていただきました。「文学部で味わう世界のティータイム」、今後も沢山のご参加、そして各国の留学生の発表を楽しみにしております。

林 怡萱(リン イシュアン)

林 怡萱(リン イシュアン)さんの発表の様子

来場者の方といっしょに

来場者の方といっしょに

○アヨディア パラマ プトリー 博士課程前期1年(人間社会科学研究科 人文学プログラム 人文社会科学専攻 人間文化学・比較日本文化学分野)
  2021年度の「文学部で味わう世界のティータイム」でインドネシアの首都であるジャカルタを紹介する機会を得て、大変貴重な体験でした。お忙しいところに来場して下さったお客さん、先生方、スタッフと友達に感謝しております。
  大勢の人の前で話すのが恥ずかしい私にとっては、初めて自分の国を紹介する機会でした。何を紹介すればよいか、どう語れば気持ちが伝わるか、面白く紹介できるかと心配しました。何回も練習しましたが、いざ本番になって、会場に入るお客さんを見るとやはり緊張しました。 緊張しすぎて、途中で嚙んでしまったり、言葉が出てこなかったりしましたが、無事に最後までできました。最後にベーシックインドネシア語のあいさつを皆さんに教えました。皆さんの発音がきれいで、びっくりしました。
  発表後は、みんなで学生ロビーに移りました。学生ロビーでは発表者それぞれの国の風景などを語る写真パネルがおいてあります。そこでお客さんが興味のあるブースに来ていただき、展示されている写真や物などに関する質問をいただきました。インドネシアのブースに説明を聞きに来てくださったお客さんが多くて、嬉しかったです。
  この度の発表と写真を見てインドネシアに興味を持っていただけたら幸いです。

アヨディア パラマ プトリーさんの発表の様子

アヨディア パラマ プトリーさんの発表の様子

来場者の方といっしょに

来場者の方といっしょに

○ウェン ウダヤギリエ ダンマシリ テロ 博士課程後期3年(文学研究科人文学専攻 思想文化学・インド哲学分野)
  世界の文化と触れることができるイベント「文学部で味わう世界のティータイム」が、2021年度も文学部で開催されることができ、大変嬉しく、ありがたく思っています。
  広島大学では触れる機会が少ないスリランカ(元セイロン)の紹介ができて大変嬉しかったです。コロナ禍でも世界の文化について興味がある人が多くいること驚きました。
  スリランカが南アジアにある小さな国だということを知らなかった方が多かったので、スリランカを紹介できたことは、大変よかったと思います。
  以前2015年に東京の3つの小学校でスリランカの紹介をしました。今回は4回目のスリランカ紹介です。台湾とインドネシアの素晴らしい紹介も聞けたし、インドネシアの食べ物はスリランカと似ているものがあったので、驚きました。 
  コロナ禍でもお越しいただいた皆様に心より感謝をしております。発表後も台湾、インドネシアとスリランカに興味を持った皆様からの感謝の言葉もいただきました。特にスリランカに興味を持ち、スリランカに行きたいと言ってくださる方もいました。日本人に人気のある観光スポットがたくさんあるので、是非スリランカに行ってみてください。 

ヴェン ウダヤギリエ ダンマシリ テローさんの発表の様子

ヴェン ウダヤギリエ ダンマシリ テローさんの発表の様子

来場者の方といっしょに

来場者の方といっしょに

3.文学部ニュース

○広島大学公開講座2021(後期)を開催します。※申し込みは終了いたしました
【講座名】フィールドから読み解く地域の特徴と文化
【 日 時 】11月27日、12月4日、11日いずれも土曜日 13:00〜14:30
【 会 場 】オンライン(Zoom)
【 定 員 】100名
【 対 象 】どなたでも
【 受講料 】無料
※ 詳細は広島大学公開講座HPをご覧ください。

○リテラ「21世紀の人文学」講座2021を開催します。※申し込みは終了いたしました
【テーマ】疫病の時代を生きる
【 日 時 】2021年12月4日(土)13:30~16:40(1日 2講座)
【 会 場 】合人社ウェンディひと・まちプラザ(まちづくり市民交流プラザ)
               北棟 5階 研修室A・B(広島市中区袋町6番36号)
※ 詳細は文学部HP人文学プログラムHPをご覧ください。

4.広報委員会より【広報委員会委員 今道晴彦】

  日に日に秋も深まり、陽だまりが恋しい季節となりました。新型コロナウィルスの感染状況が少し落ち着き、学内の行動指針レベルも下がりましたが、世界に目を転じますと、再び感染拡大の最中にある国や地域もあり、コロナ終息の気配が見えてきません。
  海外への留学にも、海外からの留学にもまだまだ制約が伴いますが、本日は広島大学文学部・文学研究科・人文学プログラムに在籍の3名の留学生に寄稿いただいた世界のティータイムでの活動報告を掲載いたします。

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オーナー:広島大学文学部長  友澤和夫
編集長:広報委員長  末永高康
発行:広報委員会

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