粘膜免疫学

高橋 一郎 教授

【研究キーワード】
粘膜免疫、自然炎症、微生物共生、免疫制御

【最近のハイライト】
わたしたちは消化管粘膜に常在する免疫細胞に、ミトコンドリアのような微生物が細胞質に共生していることを発見しました。この微生物共生の生物学的な意義について、粘膜における生体恒常性の維持と炎症制御という観点から探求しています。

研究者総覧へのリンク

【教育内容】
粘膜免疫学研究室は、感染症・アレルギー・がんなどのヒトの生命を脅かす疾患から私たちのからだをまもる血液細胞(免疫細胞)の働きを講義し、"生命の神秘と不思議" に触発された"知的探究心あふれる歯科医師" の育成に努めています。

【研究内容】
粘膜免疫学研究の源流は口腔免疫を利用したう蝕予防法の開発研究に遡ることができます。私たちは粘膜を基点として発症する感染症やアレルギーに代表される炎症性疾患の新しい治療戦略の開発をめざして、消化管粘膜に常在する免疫細胞のユニークなはたらきについて探求しています。

【写真説明】 骨髄分化マクロファージでの微生物共生像


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