本校の特色

広島大学の附属学校としての3つの使命

 本校は広島大学の附属学校として、大学の教員と連携・共同し、日々の有効なる教育活動・「教育実践」を行うとともに、現在及びこれからの教育の創造並びに教育に係る社会貢献をめざす「教育研究」、有意な教員を養成する大学の人材育成である「教育実習」を担っている。

単式学級・複式学級・特別支援学級の学級編成

 本校には「単式学級」(通常の学級)のほか、小規模の教育研究を行うための「複式学級」、知的障害のある児童の教育研究を行うための「特別支援学級」があり、日々の教育実践・教育研究・教育実習を行うとともに、それぞれの学級の特性を生かしながら、協働・共同教育を展開している。

学校教育目標と理想とする姿

 本校の学校教育目標は、「共生社会に生きる主体として自立的・協働的に学び育つ子どもを育てる」であり、国際社会において、「主体的に生きる心豊かな人間」の育成をめざして、日々の実践・教育研究を実施している。

研究指定と小中連携教育研究

 このような教育実践・教育研究を進める中で、国立教育政策研究所・教育課程研究指 定校として「共生社会を担う子どもを育てるESDの創造」に、また、文部科学省「インクルーシブ教育システム構築モデルスクール事業」に取り組んできた。これらの成果をふまえ,2015年からユネスコスクールに認定されている。さらに、小中連携による教育研究として「『グローバル時代をきりひらく資質・能力』を育むための学びを豊かにする授業の創造」を主題に掲げ、教育実践研究に取り組んでいる。

子どもの主体性の尊重と多様な集団活動

 日々の教育実践においては、授業ではむろんのこと、あらゆる場面で子どもたち一人ひとりの自主性や主体性を尊重した教育を展開するとともに、多様な集団活動を通してコミュニケーション力やリーダーシップ性、協働・協力性を育むため、集団のもつ教育性を活用した教育活動を行っている。その集団には、学級集団はもちろん,4学級体制を軸にした学年集団や縦割り活動班・清掃班・登校班などの縦割り集団など、一貫性と臨機性ある集団構成がある。

教育貢献活動

 以上のように本校は、日々の教育活動を大切にするとともに、教育研究活動と教育実習を担っている。特に教育研究においては自己目的的ではなく、その成果を広く社会に還元し貢献してきた。たとえば、Welcome Dayや複式教育授業座談会、東雲教育研究会を開催するとともに、学会等での発表や各学校における校内授業研究・校内研修会にも参画させていただいている。今後とも精進していきたい。

令和4年度 教科書等選定理由

 令和4年度より使用する教科書と補助教材、及びその選定理由の一覧を以下に付す。


up