書籍名
詩とイマジネーションの教育 理論と実践
難波 博孝・山元 隆春・谷 栄次 編著
広島大学附属東雲小・中学校国語科 著
出版社 明治図書出版株式会社
価格 1,900円

『はじめに―なぜ,今「詩とイマジネーション」の教育か』より抜粋
子どもたちが持っている(本来性の)イメージと無意識をイマジネーションから言語へと誘う詩作を行わせることは,子どもの本来性を回復することになるのではないか。近代が奪いつつある本来性を回復することを,近代教育で行うという壮大な矛盾を抱えながら,それでも「不易」の教育を求めていったのが,私達の実践である。
INDEX
はじめに なぜ今「詩とイマジネーション」の教育か 難波博孝
第一章 詩とイマジネーションの教育の理論
無意識のイマジネーションの発露としての詩作 難波博孝
―児童の言語生態研究会の理論と実践から学ぶ―
「発見」の契機としての詩の学習 山元隆春
第二章 詩とイマジネーションの教育の実践
◇広島大学附属東雲小学校と東雲中学校の取り組みについて
◇小学校低学年の実践 羽場邦子
ともだちのことをおしえるよ(一年)・家ぞくのことを教えるよ(二年)
ことばからそうぞうしてしを書こう
◇小学校中学年の実践 宮本隆裕
自分の気持ちを詩にしよう
絵を見て空想を詩にしよう
◇小学校高学年の実践 谷 栄次
「連詩」に挑戦しよう
詩を創作しよう「わたし」
◇中学校の実践 浜岡恵子
詩人の時間1 ~創造の世界をひろげよう~
詩人の時間2 ~詩人との共創にチャレンジしよう~
第三章 詩とイマジネーションの教育のこれから
附属東雲小学校低学年・中学年の実践からの展望 難波博孝
附属東雲小学校高学年・附属東雲中学校の実践からの展望 山元隆春
おわりに 詩のうまれるとき 山元隆春