稲垣助教(第2期)(徳島大学大学院 医歯薬学研究部)がカナダに研究渡航しました

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稲垣助教が、2022年9月26日から10月7日まで、カナダ(IRCM)に研究渡航しました。

研究交流レポート

 

私は、現在共同研究を行っているInstitut de recherches cliniques de Montréal (IRCM) (https://www.ircm.qc.ca/en/home)のSynapse Development and Plasticity Research Unitを主宰するDr. Hideto Takahashiを訪問致しました。国際共同研究の成果を国際学術誌に発表するための研究打ち合わせを行うとともに、当研究室での研究成果について、“Decoding the placenta-to-maternal organs communication”の演題で、IRCM内のセミナーにて講演する機会を頂戴しました。本セミナーでは多くの質問が出て、特に、IRCM内に所属するRNA 生物学の研究者との議論の中から、国際共同研究の可能性を探ることができました。

セミナーで発表する様子

IRCM内にて

 

さらに滞在を通して、神経細胞の培養並びに神経受容体とリガンドの結合アッセイに関する実験手法を習得しました。本技術を自身の研究テーマである、メッセージ物質を介した胎盤から脳への情報伝達機構「胎盤-脳連関」の仕組みの解明研究に応用することで、本研究に弾みがつきました。本滞在を通して、国際共同研究の加速のみならず、国際ネットワーク構築の推進を図ることができました。最後になりましたが、海外渡航についてHIRAKU Global事業にご支援いただけましたことを、心より感謝申し上げます。

 

(徳島大学 大学院医歯薬学研究部(薬学域) 助教 稲垣 舞)


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