【2023/9/28-29開催報告】2023年度 HIRAKU-Globalプログラム リトリートを開催しました


HIRAKU-Globalプログラム
2023年度 リトリート

 

【開催日】2023年9月28日(木)・29日(金)

【会 場】広島大学フェニックス国際センター
     MIRAI CREA (東広島キャンパス)

2023年9月28日、29日に、広島大学フェニックス国際センターミライクリエ(東広島キャンパス)において、HIRAKU-Globalリトリートを開催しました。本年度は、HIRAKU-Global教員の働きかけにより、文部科学省「世界で活躍できる研究者戦略育成事業」の他の実施機関の教員も参加し、他機関・異分野の研究者と交流を行うことができる、貴重な機会となりました 。
このリトリートは、リラックスした環境の中、教員同士が顔を見ながら直接交流を持ち、絆を深め、研究交流を図ることを目的として、昨年度より実施しております。

当日のプログラム:
【1日目 / 9月28日(木)】

14:00- オープニング 挨拶: 安浦寛人氏 (九州大学 名誉教授)
14:20- キャリア・経験談 田中 純子 (広島大学 理事・副学長)
15:30- ディスカッション1「各サイトで各フェローが感じているキャリア開発プログラムの利点・欠点は?」
16:30- ディスカッション2「現時点で最も必要なキャリア開発プログラムはどういった内容か?」
17:15- 議論まとめ
18:00- HIRAKU-Global教員主催のフィールドワーク 1 担当: 稲見 華恵 (広島大学 助教)
「天文台での天体観測」
・東広島天文台見学会、4次元宇宙シアター  
・星空観望会 (土星、月) 
20:00- 懇親会

【2日目 / 9月29日(金)】

9:00- HIRAKU-Global教員主催のフィールドワーク 2 担当: 蓮池 里菜 (山口大学 助教)
「橋梁の保全」
・講演と説明 
・キャンパス内の橋梁調査 

10:10- HIRAKU-Global教員主催のフィールドワーク 3 担当: 佐藤 悠 (山口大学 助教)
「酒づくりと微生物」 
・講演と説明 
・酒蔵見学 

12:00 クロージング Jorge TENDEIRO (HIRAKU-Global プログラムマネージャー・広島大学 教授)
12:30 昼食会

1日目の田中 純子 広島大学 理事・副学長(霞地区・教員人事・広報担当)の講演では、「駆け抜ける!」と題して、これまでの自身のキャリアや、「困難に直面した時に頼れる人を作っておく」といった人生におけるアドバイス、また若い研究者へ向けた激励のメッセージが届けられました。講演後には、会場・オンライン、双方の参加者から多くの質問が寄せられ、活発な議論が行われました。

続けて、ランダムに編成された6グループに分かれて、「各サイトで各フェローが感じているキャリア開発プログラムの利点・欠点は?」「現時点で最も必要なキャリア開発プログラムはどういった内容か?」をテーマに、ディスカッションを行いました。議論は盛り上がり、休憩中も熱心に話し合いがなされました。最後は、各プログラムごと(HIRAKU-Globalは期ごと)のグループにわかれ、議論のまとめを行いました。

その後、東広島天文台に移動し、広島大学の稲見助教より、東広島天文台や宇宙についての説明が行われました。4次元宇宙シアターでは特殊なメガネをかけて立体的な宇宙映像を体験することができました。天気にも恵まれ、土星、月を巨大な天体望遠鏡で観察しました。

2日目冒頭では、山口大学の蓮池助教より「橋梁の保全」をテーマに講義が行われました。講義後には広島大学内の橋梁へ移動し、実際に計測機器を用いて、橋梁に使用されているコンクリートや鉄筋等の強度測定を行いました。
その後、山口大学の佐藤助教より「酒づくりと微生物」をテーマに講義が行われました。講義後は西条の酒蔵通りへ移動し、賀茂泉酒造の杜氏の方からアルコールの発酵方法や日本酒製造に使用する米の種類等について説明いただきました。実際に醸造に使用する巨大タンクなども見学することができました。

最後に、プログラムマネージャーのテンデイル教授より、リトリートの企画・運営に携わったHIRAKU-Global教員への感謝の意と、準備・当日の内容がともに素晴らしく、参加者にとって有意義なイベントになったと思う、との感想とともに、来年のリトリートも参加者にとって有益なものとなることを願っている、と締めくくりの言葉がありました。

開催後のアンケート結果は以下の通りです(一部抜粋)。

  • 日常では、異分野かつ他機関の研究者と出会いお話する機会がほとんどないので、とても貴重な機会となりました。
  • 田中先生のキャリアとご経験についての貴重なお話を伺うことができ、有り難く思います。新しい挑戦や難しい挑戦にも躊躇わず飛び込むことの大切さを認識できるお話で、勇気付けられるものでした。
  • 人生で初めて天体観測が出来て、大変面白く貴重な経験でした。他分野の研究での着眼点や、研究にかける時間感覚、使用する機器など、勉強になりました.
  • 身近なのに知らなかった橋についての知識や点検技術を学ぶことができ、大変勉強になりました。今後橋を見る目が変わりそうです。
  • 佐藤先生による微生物の全体的なご説明があった上で,酒造でのご説明を伺えたので、より深く質問することが出来て良かったです。また、酒づくりと理学系の研究の結びつきについても意識できるようになり、身近に感じる良いきっかけになりました.
  • やはり、同志が集まるといろんな意見、価値観があり、互いに切磋琢磨できる素晴らしい機会・環境であると感じました。
  • 各プログラムで支援内容やメンバー間の交流の仕方が大きく異なることが初めて分かった。良い点を今後、自身のプログラムに取り入れられるようにしたい。
問合せ先

広島大学 学術・社会連携室
HIRAKU-Global事務局
E-mail: hiraku-global*office.hiroshima-u.ac.jp  (* は半角の@に置き換えてください)


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