熊野町の防災・減災まちづくりに向けて熊野東防災交流センター建設に協力しました

平成30年7月豪雨災害の後、熊野町に建設された「熊野東防災交流センター」の設計に際して、防災・減災研究センターの田中貴宏教授(先進理工系科学研究科)が、防災アドバイザーとして、プロポーザル案の選定支援、敷地調査、設計のサポートを行いました。

「熊野東防災交流センター」の完成を機に、記録誌が刊行され、本センターが熊野町の防災・減災に協力したことも記録していただきました。

 

■田中教授のコメント

平成30年7月豪雨では、熊野町でも大きな被害が発生しました。
気候変動の影響が顕著になる中、これからもあのような災害が発生する可能性は小さくありません。
そのような中、「熊野東防災交流センター」は、地域の皆様の「災害時の拠り所」となるように・・・との思いで建設されました。
「災害時の拠り所」となるためには、日頃から、地域の皆様に愛され、利用される「平常時の拠り所」でなくてはなりません。
そのため、設計に際しては、設計者の方々はもちろん、地域の皆様、熊野町職員の皆様が、時間をかけて議論を重ねられてきました。
私自身は専門家の立場から、お手伝いをさせていただきながら、設計プロセスを拝見してきましたが、様々な立場の皆様が情熱をかけられた結果、とても良い「拠り所」ができたと思います。
この「熊野東防災交流センター」が、地域の皆様の「拠り所」として機能し、使いこなされることにより、楽しい場所、頼りになる場所となることを楽しみにしています。

お問い合わせ先

防災・減災研究センター
hrrc@hiroshima-u.ac.jp


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