本学元留学生が令和2年秋の外国人叙勲を受章しました

2020年11月3日、令和2年秋の叙勲に際し、本学元留学生であるアンディ・フスニ・タンラ氏に日本政府から勲章(旭日中綬章)が授与されました。日本とインドネシアの学術交流の促進及び友好親善に寄与した功績によるものです。

アンディ・フスニ・タンラ氏はインドネシア出身、ハサヌディン大学医学部卒業後、1976年から1981年まで広島大学に留学、大学院医学研究科で1981年に医学博士号を取得しました。

本学留学後はインドネシアに帰国し、ハサヌディン大学医学部麻酔学科教授、同大学医学研究科長等を歴任されました。現在ハサヌディン大学名誉教授で、特定非営利活動法人アムダ(AMDA)インドネシア支部長を務めておられます。

同氏は、1981年から現在に至るまで、特定非営利活動法人アムダ(AMDA)インドネシア支部長として、インドネシアの医療水準の向上に貢献され、地震や津波などの災害時には自らも積極的に人道援助活動を行われてきました。また、インドネシア・元日本留学生協会南スラウェシ支部長として、日本に留学したインドネシア人学生を指導するほか、母国において日本文化を紹介するなど、長年に渡り日本とインドネシアの交流促進に多大な貢献を果たされました。2004年には、こうした両国同士の友好親善への寄与が認められ、外務大臣表彰を受賞されました。

アンディ・フスニ・タンラ氏

本学との関わりも深く、2011年12月に設立された広島大学マカッサル校友会の会長にご就任いただいているほか、2016年からは本学国際交流アンバサダーとして現在に至るまで本学との交流を積極的に進めておられます。

また、2018年にインドネシアのムハンマッド・ユスフ・カッラ副大統領を本学にお招きした際には、インドネシアからの来賓としてご来学いただきました。

このたびの受章を本学教職員一同心よりお祝い申し上げるとともに、今後の更なるご活躍を祈念いたします。

「広島大学国際交流アンバサダー」認定状授与式にて(2016年2月)
(中央左:アンディ・フスニ・タンラ氏、中央右:越智学長)

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広島大学グローバル化推進グループ
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