インドネシア同窓生および現役留学生を対象としたウェビナーを初めて開催しました

2021年6月19日、広島大学はインドネシア同窓生(元留学生)およびインドネシア出身現役留学生を対象としたウェビナーを開催し、インドネシアおよび日本(広島等)から計125人以上が参加しました。

本ウェビナーは、本学のインドネシア・チャプター(同窓会)の創設に向けた検討の第一弾として、このたび初めて開催したものです。ウェビナーの司会進行は、2015年に本学国際協力研究科を修了し、現在インドネシア運輸省道路交通安全ポリテクニック担当部長である同窓生のシティ・マイムナーさんが務めました。

冒頭、本学同窓生のトリ・ハンドコ国家研究イノベーション庁(BRIN)長官(1998年に本学理学研究科修了)からの開会のご挨拶を賜りました。ハンドコ長官は、自身のキャリア形成における本学留学の意義に加え、現在自身が長官として進める研究イノベーション分野の取組の紹介や本学をはじめとする日本の大学・研究機関等との協力の可能性への期待を表明された他、現在、本学で学ぶインドネシア出身の現役留学生に向け、専門分野の学問をしっかり学ぶことが将来の研究者としてのキャリアに役立つこと、また、勉学だけではなく日本語等日本の文化や生活習慣等を学ぶことが重要であること等、自身の経験を踏まえた激励メッセージを時には日本語も交えながら伝えられました。

続いて、本学の金子慎治 理事・副学長(グローバル化担当)から、これまでの本学とインドネシアとの深い関わりや、帰国後に留学経験を元に活躍し、叙勲や外務大臣表彰を受けた同窓生の紹介等の後、インドネシア・チャプター創設に向けた趣旨についてのプレゼンテーションを行いました。また、同プレゼンテーションでは、インドネシア同窓生およびインドネシア出身現役留学生を対象に事前に実施した同窓会に関するアンケート結果の説明を行いました。

その後、ウェビナー参加者同士の交流を深め、今後のチャプター創設に向けた可能性を検討するため、参加者を小グループに分けたブレイクアウトセッションを行いました。同セッション終了後には、各小グループで討議された内容についての発表と、それを踏まえた今後の同窓会活動に期待することなどについて活発な議論が行われました。

ウェビナーの締め括りには、インドネシア人同窓生を代表してフスニ・タンラ・マカッサル校友会長(1981年本学医学研究科修了)から本ウェビナー開催への感謝の言葉と今後の期待等、本学の金子慎治 理事・副学長(グローバル化担当)から閉会挨拶があり、聴衆は最後まで熱心に耳を傾けました。

今後、広島大学は、インドネシアにおける強固な同窓生ネットワークの構築に向けて、オンラインを中心とした定期的なイベントを開催し、同窓生をはじめ日系企業等様々なステークホルダーとの連携強化を行っていきます。

開会挨拶を行うトリ・ハンドコ国家研究イノベーション庁(BRIN)長官(広島大学同窓生)

プレゼンテーションを行う金子慎治 広島大学理事・副学長(グローバル化担当)

司会進行を務めるシティ・マイムナー
インドネシア運輸省道路交通安全ポリテクニック担当部長(広島大学同窓生)

参加者での記念撮影

【お問い合わせ先】
広島大学グローバル化推進グループ
TEL: +81-82-424-3505
Email: kokusai-kyoten*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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