食品生命科学プログラムの目的
「食品生命科学プログラム」では,ミッションの再定義で本学の農学分野として強みと特色があると認められた,食品科学の学問分野を研究対象のコアとした教育・研究を行います。安全性と機能性に優れた食品を分子・細胞・生体の視点から開発するとともに,生物圏環境を見据えた食料の安定的かつ持続的な供給のための生産管理を追究し,そして食品や人間生活に応用される農業・有用生物の機能の解明や開発等の分野で貢献できる人材を育成します。
安全性と機能性に優れた食品を開発するためには,分子生物学から環境科学に至るまでの多角的な基礎及び応用生命科学に関する理解が必要です。さらに食料資源の持続的生存と生産性の向上を図るには,「生物資源科学プログラム」を始めとする統合生命科学研究科内の他のプログラムで展開される教育内容の総合的な相互関係も理解することも必要になります。本大学院改組により1つのプログラムにすることは,生物圏を俯瞰した生物資源の保全と生産に関する教育・研究を強化することを目指します。