研究会・講演会

研究会のお知らせ

講演会

日時:2025年7月11日 (金・Friday)16:20-17:50

場所:東広島キャンパス経済学部 大会議室(B351号室)

講演者:別所 俊一郎教授(早稲田大学 政治経済学術院 政治経済学部)

対象:教員・大学院生・学部生

講演タイトル:Electronic tax filing, compliance costs and tax evasion: Evidence from Japanese corporations

講演概要:本研究では、日本の企業についての税務データを用いて、電子申告が納税費用と租税回避に与える効果について検討した.大企業に対する電子申告の義務化という制度変更を用いて推定したところ、修正申告が1/3減少したことが確認され、納税費用の減少につながっていることが示唆された.この効果は、大都市にある企業や、租税回避リスクの大きい企業で大きかった.しかし、電子申告は脱税や納税には影響していなかった.このことは、日本のように徴税機構が機能し、租税意識の高いところでは、徴税の電子化は、納税者の行動を変化させることなく行政執行を効率化することを示唆している.

企画担当:宮崎 浩一(広島大学) 

 

過去の経済学研究会のページ


up