広島大学大学院理学研究科共同研究講座制度
共同研究講座制度は、企業などから資金のほか研究者を受け入れて、広島大学内に研究組織を設置し、本学の教員と企業の研究者が対等な立場で共通の課題について共同して研究を行うことにより、出口を見据えた優れた研究成果が生まれることを促進する制度で、広島大学においても平成26年4月15日から導入されました。
本制度を活用し、理学研究科では平成29年4月1日に共同研究講座を設置しました。
背景
民間機関等との共同研究活動において、大規模な共同研究を実施するような場合には、研究組織の構築が必要となりますが、従来からの共同研究制度ではその構築が難しく、その対応と充実・強化が課題となっていました。
また、寄附講座による外部資金の受け入れでは、当該資金が「寄附金」のため出資者への研究成果物の還元がなく、資金提供者側の理解がより得やすい「共同研究」にシフトしたいとの意向が寄せられていました。
そこで、本学に民間機関等との共同研究に係る拠点(共同研究講座)を設置し、民間機関等と本学が共同で特定の研究分野について一定期間継続的に研究活動を行う仕組みとして、本制度が設立されました。
広島大学大学院理学研究科共同研究講座・寄附講座一覧
次世代自動車技術共同研究講座
教員 | 関連企業等 | 設置日 |
藻類エネルギー創成研究室 | ||
客員教授 太田 啓之 |
マツダ株式会社 | 平成29年4月1日 |
※次世代自動車技術共同研究講座は,2019年4月に設置された統合生命科学研究科へ移行しました。