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[75周年]【2024/10/28-12/25開催・霞】2024年度企画展「信州から来た2人の学長、原爆を見つめる: 長田 新と飯島 宗一」を開催します

 このたび、「広島大学創立75+75周年記念事業」の一つとして、原爆放射線医科学研究所(原医研)でお預かりしました、長田 新先生と飯島 宗一先生の資料の展示を企画いたしました。
 
 ペスタロッチ研究で著名な教育学者・長田 新は、原爆投下時は広島文理科大学教授であり、敗戦直後から同学の学長となって大学の復興に努めました。また、彼は、原爆を体験した少年少女の手記『原爆の子』の編集も行いましたが、この本は現在、平和教育の基礎と言われています。
 新制大学となった本学で、1970年代にキャンパス移転などの大学改革を主導した飯島 宗一 第4代広島大学長は、医学部病理学教授として原爆症の研究を行いました。また、被爆30年の時には、自ら委員会の長となって慰霊碑を建立し、現在まで続く追悼行事を始めました。更に、大学の被爆状況や被爆・被災した学生・職員・教員の手記や名簿を記録した『生死の火』を刊行しました。アメリカが接収した医学を中心とした被爆研究資料の返還にも尽力し、それらは現在、「AFIP*返還資料」として原医研で保管しています。
*AFIP…Armed Forces Institute of Pathology(米軍病理学研究所)

 奇しくも、2人は信州長野県の同郷で、育った地域も近く、同窓(現在の諏訪清陵高等学校附属中学校)でした。この信州と原爆が取り持つ縁から、歴代学長の中よりこの2人の学長を選び展示を行うことといたしました。

 今回の企画展では、先生方に関連する書籍や資料の展示、パネル掲示を行う予定です。本当に小さな展示ではありますが、また、長田 新先生と飯島 宗一先生のご業績をすべて示すことは叶いませんが、彼らが広島の大学人として原爆に向けた眼差しを、少しでも感じていただければ幸いです。ぜひ、この機会に医学資料館へお越しください。
 
 多くの皆様のご来場をお待ちしております。

期間

2024年10月28日(月)~ 12月25日(水) 10:00~16:00
★霞キャンパスホームカミングデー特別公開
 10月26日(土) 10:00~16:00
※休館日:土曜日・日曜日・祝日

会場

広島大学医学部 医学資料館霞キャンパス:広島市南区霞1-2-3 )

来場方法

  • 入場無料
  • 事前予約不要

開催

【主催】広島大学 原爆放射線医科学研究所
【共催】放射線災害・医科学研究拠点(広島大学・長崎大学・福島県立医科大学)
【協力】広島大学 医学部
【企画・運営】広島大学 原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部

創立75+75周年ウェブサイト(別サイトへ移動します)

広島大学は、2024年に創立75周年、その前史である75年も加えると150年の節目の年を迎えました。

【お問い合わせ先】

広島大学原爆放射線医科学研究所 附属被ばく資料調査解析部
TEL:082-257-5877
FAX:082-257-5878
E-mail:kohosha*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください。)


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