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[75周年]【2024/11/30】広島大学75+75周年記念事業、大学院マネジメント専攻・マネジメントプログラム創立25周年記念行事を行いました

 広島大学大学院マネジメント専攻・マネジメントプログラムは令和6年に創立25年を迎え、これを記念して11月30日(土)に記念シンポジウム「脱都市化の時代の都市を構想する:150年先の広島へ」を開催しました。
 
 13時から始まったシンポジウムは、築達マネジメントプログラム長、松見人間科学研究科長から挨拶があり、続いてマネジメントプログラム松嶋健教授が趣旨説明を行いました。
 その後、最初の講演者である戸田常一氏(安田女子大学教授)が「広島の都市づくり:過去を振り返り今後を考える」と題し、150年前からの広島の変遷をたどり、これからの広島のあり方を考える上での軸についてお話しされました。
 次に、元広島電鉄(株)常務取締役で現宇都宮ライトレール(株)常務取締役の中尾正俊氏が、宇都宮やヨーロッパのLRTの事例をもとに「LRTの地域活性化への影響」について講演されました。
 続いて、建築家の塚本由晴氏(アトリエ・ワン、東京科学大学教授)が「資源的人のための建築・都市・社会」という題で、20世紀の都市計画思想を体現する丹下健三の「東京計画1960」に代わる新たな都市の方向性を「脱東京計画2025」として提示されました。
 最後に、日本各地で森林を中心とした事業を展開している(株)トビムシ代表取締役の竹本吉輝氏が、「里海、里山、深山の連関に在る流域都市広島、その可能性」と題して、広島における山間部と河川流域の可能性、そこにおける「私たち」という共同体感覚の醸成についてお話しされました。
 その後、パネリストとして後藤昇氏(広島大学客員教授)、松田智仁氏(元広島大学教授)を加え、参加者からの質問も交えて、真剣なディスカッションが展開されました。
 
 本シンポジウムには182名の参加があり、都市計画やデザイン、公共団体の関係者の他、実際に瀬戸内の島や山間部で活動を展開しているグループなど多岐にわたる参加者を得て、「脱都市化」を多角的に考えるきわめて意義深い機会となりました。
 また、シンポジウム終了後の懇親会には62名の参加がありました。メディアの取材が入るなど注目度も高く、明治以来の都市型の生活様式を再考し、新たな生活と存在のあり方を考える上で、広島がいかに世界的にも稀に見る実験場であるかを確認し共有する大変有意義なシンポジウムになりました。


 

戸田常一氏

中尾正俊氏

塚本由晴氏

竹本吉輝氏

パネルディスカッション

会場の様子

会場の様子

【お問い合わせ】

マネジメント専攻/プログラム25周年記念シンポジウム事務局

TEL:082-542-6980 又は 082-542-6962 

E-mail:knakamu*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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