• ホームHome
  • 法学部
  • 裁判員制度10周年記念シンポジウムが開催されました

裁判員制度10周年記念シンポジウムが開催されました

壇上の写真

2019年6月19日(水)サタケメモリアルホールにおいて、広島大学法学部・広島地方裁判所の主催で(広島弁護士会・広島地方検察庁共催)、裁判員制度10周年記念シンポジウムが開催されました。

シンポジウムにおいてはまず、準備にあたった折橋ゼミの学生が裁判員制度の概要を紹介し、また最高裁判所による実施状況に関する資料や、意識調査、裁判員経験者へのアンケートの結果についても紹介をしました。その後、裁判官、検察官、弁護士、裁判員調整官から裁判員裁判実務を振り返ってお話をいただきました。そして、裁判員経験者も参加して、学生から裁判員経験者などに質疑を投げかける形でパネルディスカッションを行いました。

学生による説明の写真
裁判官、裁判員調整官、検察官、弁護士の写真

裁判員裁判を通じて、裁判官、検察官、弁護士といった法曹は、市民に伝わりやすい形で刑事手続を進めることを意識し、またそのための努力工夫をしていることがうかがえました。また、裁判員等の選任に関わる裁判員調整官なども含め、裁判に市民を受け入れるために関係者がさまざまな心配りをしていることも伝わってきました。裁判員経験者からは、評議に入ってから質問をしたいことが出てくるなど審理の時間の余裕がなかったことを振り返る一方、裁判に参加することで刑事手続への理解と関心を深めていることが語られました。

会場の写真

当日は学生教職員のみならず一般市民の来場者も多数聴講いただきました。本シンポジウムが裁判員裁判制度について理解と関心を深める機会となるよう期待いたします。

司会の折橋先生の写真
舞台の準備をする折橋ゼミの学生の皆さんの写真

シンポジウム開催にあたっては、折橋洋介教授と、折橋ゼミの学生の皆さんにご尽力いただきました

配布資料の写真

広島地方裁判所より、特製のカープコラボクリアファイルが配られました


up