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永谷典雄広島地方裁判所長による講演が行われました

オンライン講演にのぞむ永谷所長

令和2年(2020年)7月8日(水)、「法学基礎」の授業の一環として、「裁判所の役割と事実認定」と題し、永谷典雄・広島地方裁判所長による講演会が行われました。
永谷所長はまずご自身の経歴を振り返りつつ裁判官のいろいろな仕事に触れ、いま地裁所長としてどのような仕事をしているかを説明されました。そして、広島地裁と広島地裁管内の裁判所を紹介し、そこでは多くの裁判官と事務官が仕事をしていることをお話しされました。その中で、民事裁判官の仕事としてその大半を占めるであろう「事実認定」について、具体的にご紹介いただきました。裁判になる事件の多くはそもそも原告と被告とで事実に関する言い分が異なるのであり、裁判官は両者から話を聞き質問したりして、本当の争点が何かを探っていく。そして争点が決まれば、それを書証、人証などの証拠調べをして事実を認定していく。こうした裁判官の仕事は、充実感のある仕事であることをお話しいただきました。最後に、聴講している学生に向けて、ぜひ法曹を目指してほしいし、もしくは職員として裁判に関わる人が出てきてほしいということで、講演を締めくくられました
講演会は時節柄オンライン配信による開催となりましたが、多くの学生が参加し、また講演後には活発な質疑も行われました。


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