2023年11月８日、広島大学公開セミナーとして、「平和の種 The Seeds of Peace」のドキュメンタリー上映会と製作者らによる解説を東千田キャンパス（広島市・中区） SENDA LABにおいて開催しました。

吉中信人教授（法学部）の司会、松永京子准教授（文学部）による通訳により、ドキュメンタリーを作成されたデイビット＝ポール・ヘドバーグ プロデューサー兼共同監督（アメリカ・オレゴン州ポートランドを拠点に活動する歴史家・映画監督）が制作したドキュメンタリーを上映、アメリカにおいても平和を継ぐ方々の活動を日本の学生や教職員と共有しました。会場には約30名の参加がありました。

本公開セミナーは、不定期開催ですが、この度長崎大学においても開催（11/14）される予定のところ、吉中信人教授の働きかけにより、越智学長の了解のもと広島において先行上映することになったものです。

平和のメッセージを広めようとするタムラヒデコ・スナイダー氏の活動、原爆を生き延びた樹木の種を集め、種を育ててアメリカ・オレゴン州全土に植樹、オレゴン州では、退役軍人や受刑者、子どもから年長者まで、様々な背景を有する者によって植樹活動が進められてきている活動を日本の若者に知っていただきたいというイベントでした。

上映された映像は、完成されたものではなく、いろいろな角度で視聴者の意見を踏まえてより世界の方々に被ばくの問題を共有できるような内容することも目的としており、上映後には、監督自ら映像に込められた思いを、一緒に来日したカメラマン、そして樹木医などスタッフからのコメントなどにより、会場の学生と意見交換を行い、日本に留学生している院生からも熱いメッセージをデイビット監督へ届けることができました。