• ホームHome
  • 法学部
  • 法学会講演会(6/19)を開催しました

法学会講演会(6/19)を開催しました

 法学部では,6月19日に下記のとおり法学会講演会を開催いたしました。講師のオフィス・ジェイ・オー代
表 城明男先生は,国税局や税務署での経験を通じて,国税訟務のほか,犯罪捜査や告発関係の刑事手続を含
む税務関係その他の法務等に精通しておられる方です。

 講演では、税法を執行する立場で働くことの支えとして,「納税の義務」について解釈された内容を起点に,
法は「対立した利害を調整する基準であり道具である」との考えに至ったことに基づいて,「命を大切にする
こと」,「お互いを尊重すること」,「職に就くこと」,「ハラスメント」などを独自の視点からお話しされました。

 特に,各種税法を扱った経験に基づいた,実務的な切り口からの「権利」や「国家権力」についての整理は,
「国家」と「国民」の関係までをシンプルに整理したものであり,そのことを踏まえて、「権利が相対的である
こと」や、「国家権力の本質が国民の安心・安全な生活を守ること」にあることについて説明され、「社会は相
互の信頼によって維持される」ことを理解することが,いかに重要であるかを、ルールが存在することの意味
を通してお話しされました。

 素晴らしい講義を行っていただき、誠にありがとうございました。


up