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広島大学法学部法学会特別招聘講演「日本民法制定とボアソナード、梅謙次郎」(5/25)を開催しました

広島大学法学部法学会では、令和8(2026)年5月25日、東千田キャンパスSENDALAB多目的スペースにおいて、特別招聘講演を開催しました。

今回ご登壇いただいた岡孝先生は、学習院大学名誉教授であり、同大学法学部長や法務省司法試験考査委員などを歴任された民法学者です。近時の主要著書に『梅謙次郎 日本民法の父』(法政大学出版局、2023年)があり、日本民法の起草者である梅謙次郎研究の第一人者として知られています。

講演では、いわゆる「旧民法」を起草したボアソナードの生涯と業績、そして旧民法の修正作業を主導し「日本民法の父」と称される梅謙次郎の足跡が、豊富な史料に基づいて紹介されました。

さらに、法典論争や法典調査会における審議の過程、法律家が起草にあたって抱いていた認識とその限界にも踏み込み、法律の制定過程において考慮すべき要素について多角的にお話しくださいました。法律をその国で実際に機能させるためには、その国の実情に即し、そこに息づく慣習にも十分な注意を払わなければならないという、比較法研究においても非常に重要な視点が示されました。

講演終了後の質疑応答では、参加した教員からも活発な質問が出されました。参加者の皆さんは、現在の民法に至るまでの膨大な立法作業と、法律の起草や見直しに携わった先人たちの努力を肌で感じ取り、熱心に耳を傾けていました。

岡先生には、貴重なご講演を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。


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