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湯﨑 英彦前広島県知事・広島大学客員教授による講演が行われました。

広島大学法学部では,2026年7月1日(水)、専門教育科目「法学基礎」の授業において,前広島県知事・広島大学客員教授の湯﨑 英彦 様をお迎えして、法学会講演会「行政マネジメントについて」を行っていただきました。

湯﨑 英彦前広島県知事・広島大学客員教授
 

当日は1年次生約150名が参加し,熱心に耳を傾けていました。

時折,講演を聴いている学生に問いかけ,引き込んでいく語り方が印象的です。

湯﨑県政における,鞆の浦港湾道路整備事業(埋立架橋問題)は ,それをどのように解決させるか長年の重要なテーマだったものとして有名です。住民の話を徹底的に聴くための住民協議会を19回に渡って行い,それぞれの望みを聞き出して対立を解消に導いた事例が紹介されました。

さらに講演では,首長には政治家として政策を決断する役割と,行政組織を経営し成果を創出する経営者としての役割の両方が求められることについて,広島県での行政運営の実践事例を交えながらお話しいただきました。また,限られた行政資源の中で成果を重視した行政マネジメントの考え方や,現場主義・県民起点による施策展開,人材マネジメントなどについても紹介され,これからの自治体経営や行政運営に必要な視点について理解を深める貴重な機会となりました。

講演後の質疑応答では学生から次々と質問が寄せられました。
報道もされた広島県の人口流失についてどう考えるか,という質問には「若者のニーズに合った良い仕事を提供することが必要です」,色々な分野で活動されていますが,その原動力になっているのものは何でしょうか,という質問に「(その分野の方々との)ご縁や,学びたいという好奇心ですね」と答えておられたのが印象的でした。
また,大学生になってこれから就職に向けて何をしていけばいいか分からないんです,という学生には「何をすればいいのか分からなくなるのは当たり前のことなので,今のうちに色々な経験を積んでやりたいことを見つけていけばいいですよ」というアドバイスをくださいました。

学生からは「(講義で触れられた)ミッションステートメントは大学のサークル活動などでも活用できそうなので実際に作ってみようと思いました」,「これからは,行政を単なる公共サービスの提供者としてではなく、地域の未来を見据えて成果を生み出す組織として捉え,その運営の在り方にも注目していきたいと思った」,「講演の中で挙げられた『これからの首長に求められる3つの役割』を政治を考える指標として,地域の政治を深く考え,選挙という大きな形で政治に参入していきたい」,といった感想が上がりました。

広島大学法学部では,将来の進路として国家公務員や地方公務員を選択する学生が多く,学生にとって,将来自身の学びがどのように社会に繋がり,活かされていくのかをイメージすることができる,非常に有意義な時間となりました。素晴らしい講義を行ってくださり,ありがとうございました!


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