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【研究成果】【世界初】自家頭蓋骨由来間葉系幹細胞を用いた脳梗塞に対する新たな再生医療臨床研究の実施について

本研究成果のポイント

  • 広島大学脳神経外科では、これまで脳や脊髄の再生治療について独自に研究を進め、このたび頭蓋骨由来間葉系幹細胞を用いた、世界初の臨床研究を行います。 
  • 頭蓋骨を外さないと脳の圧が制御できない中等症以上の脳梗塞患者さんは、その多くが高度の後遺障害を有し、生活に介助・介護が必要な状態となります。
  • 本研究では、患者さん本人の「頭蓋骨」から間葉系幹細胞(体内に存在し、様々な細胞に変化する能力を持った細胞)を樹立培養して静脈投与することで、脳梗塞治療における安全性と有効性を検証します。

概要

広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学及び、生体環境適応科学では、間葉系幹細胞を用いた神経再生治療に向けての研究を行ってきました。

独自に間葉系幹細胞を「頭蓋骨」から培養し増やすことに成功し、また頭蓋骨由来間葉系幹細胞が神経機能回復に有効であることを、動物実験などで研究してきました。

また、広島大学発のベンチャー企業である(株)ツーセル及び(株)スペース・バイオ・ラボラトリーズと共同で研究を行い、血清を用いない方法で「頭蓋骨」から間葉系幹細胞を樹立することができるようになりました。これらの研究結果を踏まえ、脳梗塞に対する新しい治療法として、「自家頭蓋骨由来間葉系幹細胞を用いた研究」を実施します。

【お問い合わせ先】

広島大学大学院医系科学研究科脳神経外科学
助教 光原 崇文

TEL: 082-257-5227
E-mail: mitsuhara*hiroshima-u.ac.jp (注:*は半角@に置き換えてください)


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