マネジメントプログラム

マネジメントプログラムの教育プログラムと提供する授業の特徴

マネジメントプログラム[MP]においては多様な分野の教員が授業を提供し,院生は指導教員の助言のもとで,自らの研究方向に合致した授業科目を柔軟に選択することができるように工夫している。このプログラムにおいて提供される科目群は大きくは次の3つの分野に分けることができる。

組織・経営分野

営利・非営利,また,その規模に関わらず,組織が何らかの社会的機能を果たすためには,様々な経営管理上の問題をクリアしなければならない。すなわち,対内的には組織内の意思決定プロセスの効率化や組織構成員のモチベーションを高め,また,限られた経営資源の効果的な展開とそれにもとづく新たな経営資源の蓄積を図り,対外的には活動対象や競合組織の動向を踏まえながら,より多くの支持・賛同を広く社会から得ることが必要となってくる。この分野においては,これら問題を解決するための専門知識を講義で提供するだけでなく,その際に求められる論理的な思考をディスカッションを通じて身に付けるための講義を提供する。

会計・経営情報分野

会計系の領域は,財務会計論と管理会計論に大別される。これに会計政策・原価計算関係の科目を加え,営利・非営利を問わない企業や組織の行動を計数的に把握・制御するために必要とされる会計的な知識とセンスの修得を目指した授業を提供する。

経営情報系の領域では,人や企業の行動様式や相互関係、組織運営などが大きく変化している状況を踏まえ、組織変革を支える情報システムのあり方,サイバースペースを用いた情報伝達の効果やその活用による人間関係・組織活動の変化などについて,実証的な側面を含めた講義を提供する。

地域・交流分野

この分野においては,地域の自立的かつ持続的発展,さらには地域で生活する人々が依拠する文化とコミュニケーションの深い理解をねらいとした地域と文化に関する授業を提供する。このうち,地域の分野においては,国際的な地域間の関係や協力,国内の地域経済・社会の現状把握や課題分析,地域の経営や振興,行政・NPO等による公経営や事業マネジメントなどを扱う。また,文化の分野においては,比較文化論や異文化間の交渉学,さらには日常生活やビジネスにおける異文化コミュニケーション論などを扱う。

履修基準

1 履修基準
(1) 専門科目                        30単位以上
(2) 研究指導
(3) 修士論文又は課題研究

2 履修方法
(1) 必修科目                        10単位
     講義                                2単位
     特別研究                           8単位
(2) 選択科目                        20単位以上
       計                              30単位以上

(注1) 本表記載の授業科目のほかに,大学院共通授業科目及び他専攻・他研究科の授業科目のうち研究科が認めるものについては,4単位を限度として選択科目に含めることができる。
(注2) 履修する授業科目については,あらかじめ指導教員の承認を受けなければならない。
(注3) 選択必修科目の12単位を超えて履修した単位数は,選択科目の単位数とすることができる。
(注4) マネジメント特講の講義題目は,開講の都度教授会で定めるものとし,講義題目が異なる場合は,重ねて選択科目として履修することができる。
(注5) 選択科目におけるマネジメント特講は,最大8単位まで履修することができる。

授業科目一覧


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