藤澤 広美
組織・経営分野
原口ゼミ
博士課程後期2014年度入学
博士課程への進学の動機
大学教員になりたいと思いはじめたことが、博士課程への進学を決めた動機です。現在、東京にある大学でキャリアカウンセラーをしながら通学しています。主な業務は、大学生の就職活動に関する相談業務です。日々やりがいを感じながらも、携われることへの限界も感じていました。さまざまな学生との出会いから、不安や悩みを解消するだけでなく、未来を生き抜くための力を育てたいという思いが強くなっていきました。そして、それを実現できる体系的なキャリア教育や仕組み作りに携わりたいと考えようになり、大学教員という新たな夢を描くようになりました。しかし、大学教員を目指すということは、研究者としても学術的且つ実務的な貢献をなすことが不可欠です。博士課程において、キャリア教育実践に対して貢献できる大学教員になることを目指して、研究に取り組んでいきたいと考えています。
マネジメント専攻に入学した動機
博士前期課程では、職業人としてキャリアアップしたいという思いからマネジメント専攻に入学を決めました。民間企業で人事コンサルティングや営業の仕事に携わっていたこともあり、最先端の理論やノウハウを学び、実践に活かしていきたいと考えていました。また、組織のあり方や人材活用についての疑問を解消したいという思いも強かったように思います。
博士後期課程では、研究者としての高度な創造性を得るため、そして、理論と実践の融合を実現するため、マネジメント専攻の入学を再び決めました。高度な創造性を得るには基礎が重要です。信頼できる指導教官の下でじっくり学びたいと考えました。また、社会人大学院生が研究に取り組む意義は、実務経験や強みを活かし研究に取り組むこと、それを実践的な貢献に繋げることだと考えています。マネジメント専攻は、社会人として研究に取り組む環境が整っている最高の教育機関だと思います。
マネジメント専攻で学ぶ魅力
マネジメント専攻で学ぶ魅力は、教員陣の多彩さと異なる背景や目標を持つ院生らと切磋琢磨できる環境にあると思います。マネジメント専攻教員陣の研究領域はバラエティーに富んでおり、それぞれの分野で素晴らしい実績のある方ばかりです。院生の研究に対して、あらゆる視点からいつも適確にご指摘・ご指導いただくことができ、創造性の広がり無限大です。また、ゼミナールでは、一人一人のテーマに対して、教員と院生を交えてじっくりディスカッションを行います。厳しい意見をもらうこともありますが、相乗効果は絶大です。そして、院生どうしのコミュニケーションも活発です。院生控室が設けられており、顔を合わせる機会が多くあります。時には刺激を受け、苦しい時間は互いに気遣い、支え合える仲間の輪が自然とできていきます。このように、教員陣と院生らが一体となることで新しく多くの知見が生み出されていくのではないかと考えています。
出願を考えている方へのメッセージ
今、出願を考えているあなた。思い立ったときこそ、チャンスです。まず思考を止めて、出願書類を手元に用意してください。長い人生における2~3年は、とても短いです。ただし、広島大学大学院マネジメント専攻で過ごす2~3年は、とてつもなく濃厚です。あなたの人生を大きく変えるきっかけになることになるでしょう。わたしは、師と呼べる人に出会えました。助け合える仲間ができました。がむしゃらに頑張ることのできる自分にも出会うことができました。そして、新たな夢を見つけることができました。研究に向き合う時間は、孤独と焦燥感でいっぱいです。しかし、その先にある、未知なる力が創出されるその瞬間を楽しみで仕方がないのです。
あなたはすでに、マネジメント専攻に出会ってしまったのです。今、少しの勇気を振り絞るだけで、2~3年先にはあなたの目の前に新たな世界が広がっています。さあ、あなたも未知の知に触れてみませんか?