橋上 徹
会計・経営情報分野
星野ゼミ
博士課程後期2015年度入学
博士課程への進学の動機
進学の動機は複数あります。1つは、今働いている職場が博士号の取得を求めていることです。2つめは、私は働きながら30歳代中ごろから東京の社会人大学院に通い、会社生活と研究をし、2年で修士号を取得することができました。ちょうどそのころ海外赴任の話がでたので、1年の海外赴任を終え、東京の同大学院の後期課程に入学しました。40歳を迎え、監査法人(公認会計士の大きな集団事務所)の最高管理者の1人であるパートナーに登用され、クライアントへの営業活動などですすっかり疲弊しましたが、何とかその中で3年間で博士論文以外の単位は取得したものの、博士論文を書くため、留年・休学をしておりました。パートナーの仕事は、営業のほか、金融庁の委員や国会の委員、さらに企業会計基準委員会で会計基準の作成、日本公認会計士協会で監査基準の作成に関与させていただくなど、貴重な経験はできましたが、業務が日を越え朝まで続くことも稀ではなく、また、リーマンショックのため研究テーマを変えたことから、結局あっという間に、卒業最長期限6か月残し、単位取得後退学になってしまいました。たまたま転職で広島に職の拠点を置き、広島大学の星野先生のことは、著書で存じあげており、金融機関勤務や金融機関の監査の知識で星野先生に、しかも広島でご指導を受けることに博士論文実現という夢の達成を託したというのがというのが動機です。3つめは、実務と理論の融合により新たな研究成果を引き出そうとされるその方向に共感したのが動機です。
マネジメント専攻に入学した動機
東京時代の院生活でお世話になった先生は、会社法の専攻がご中心で、関連する財務会計制度を一緒にご研究されている先生でした。私は法と会計の接点(制度会計)で博士論文を書き上げたいので、法政システム専攻への進学も考えましたが、星野先生は財務会計の先生ですが法令や法令の解釈方法に長けていらっしゃる点、指導教授との相性、人の心理を利用したマネジメントアプローチを行っている複数の先生がいらっしゃりまさに現代テーマであると感じた点、勤務先から夜調べものをする際、東千田は便利がよくゼミの先生との面会の回数も増やせる、という点み魅力を感じ、マネジメント専攻に入学いたしました。
マネジメント専攻で学ぶ魅力
もちろん、学術的な面において日常実務で整理できない点を理論的に整理する点に関し、先生方が橋渡しのお知恵をお借りできることが一番かと思います。さらに、いろんな業種・年齢層の方々が、一定の接し方は前提としまして、わけ隔てなく「友人」ができることかと思います。私も同じゼミの方々を中心に友人を作り、自らの知らない世界等の情報提供をいただくなど、職場と違ったわけ隔てない人間関係を作っていけるのが魅力だと思います。ゼミの先生との距離が、マネジメント専攻は近い感じがしますので、先生に何かとご相談しやすい点も魅力だと思います。
出願を考えている方へのメッセージ
社会人で業務をこなし、また、翌日を迎える・・という日に、その仕事を、おもしろく理論的に深堀するきかっけを与えてくれるのがマネジメント専攻だと思います。
不思議ですが、同じ悩みをもつ人間が、夜間一緒にがんばっていくと、昼間の疲れも軽くなるような気がします。人生、日々、雨の日も風の日も、台風でも、前にしかっり進み、そのパートナーと研究・つどいの場があれば、不思議と仕事も研究も乗り切れるのではないかと思いますので、是非仲間に入ってくだされば幸いです。