<在学生からのメッセージ>浦上 忠久

浦上 忠久

博士課程前期
平成25年度入学
奥居ゼミ

私は1988年に大学を卒業し、早くも20数年が経過しました。当時学んだ価値観は、時代の変遷と共にことごとく塗り替えられ、「知」を時代と共に自らが 更新し、創造していく能力開発の必要性を強く感じていました。また、私が今在籍している会社は、「常に学び 研究し 創造する」ことを社是として掲げてお り、会社が理想とする人材育成を考えた時、そのことに携わる私自身が、まずは会社理念を自ら実践していく人間になりたいと強く思うようになりました。運良 く院生としての日々を過ごすこととなりましたが、入学してまず実感したことは、「自ら立てた志(強い動機と意志)」が最も大切だということです。院生とし て、自らの問題意識をベースとして研究テーマを設定し、自らが納得するレベルまで研究し続けていくには、学ばなければならないボリュームは膨大であり、単 にライセンスを取得したい程度の動機では、社会生活との両立を図りながら志を持ち続けることは困難であろうと思います。環境変化のスピードが速い経営実務 の世界で、現実に悩みながら解なき解を求める日々ですが、院生として最新の理論を学ぶことができ、社会人と学生生活のバランスの良い生活を、今、満喫して います。ここには、豊富な教授陣、留学生も含めた多彩な院生など「学びの場」としては最高の環境が整っています。そのような環境に送り出してくれた会社 と、子供たちと私を含めた3人の現役学生を支える妻に感謝しつつ、2年間の院生生活を有意義に過ごしたいと思っています。


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