<在学生からのメッセージ>宗近 芳樹

宗近 芳樹

博士課程前期
平成26年度入学
茂木ゼミ

マネジメントの視点から新しいまちづくりを考える・・・民間企業に40数年勤務し、高齢者と呼ばれる年齢に達した私は、団塊の世代の一員として高度経済成長期の時代に育ち、都市でサラリーマンとして生きることに何の疑問を抱 くことなく人生を過ごして参りました。第二の人生探しの過程で、人口減少・高齢化社会の深刻さと地域間格差の問題に直面しました。都市の過密に対する地方 の過疎、つまり高度経済成長の負の側面を象徴する過疎地を擁する中山間地域における超高齢化によるコミュニティーの希薄化と限界集落への転落の危機など、 企業経営とは様相を異にする地域経営の厳しい現実を目の当たりにして愕然としました。日本のふるさとの原風景ともいえる中山間地域の活性化のために、「自 治体による積極的な地域政策と民間企業による活力あるビジネス」を融合させた地域振興システムの在り方を追求したいと思うようになりました。そして、不安 を抱きながらマネジメント専攻の門を叩いたのです。入学後は地域の経営や振興、行政政策や都市政策など幅広く学ぶとともに、戸田先生を中心とした地域政策 のゼミでは熱心な先生方のご指導のおかげで研究に対する方向性も明確になり、第二の人生へと繋がる実感を味わっております。

大学院では目前の課題に対し、先行研究から多くの知見を論理的に咀嚼し、新しい知見を自ら見出すように研鑽に努めていますが、何といっても社会人大学院の 一番の魅力は、立場や価値観の異なる人と人とのふれあいによって人脈ができることです。もう一度学び直そうと考える皆さん、この素晴らしい社会人大学院 で、実り多い人生の一歩を踏み出しませんか。


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