柴田 浩喜(しばた ひろき)

担当授業科目名

地域分析

主要な研究業績

「東広島市における都市経済の成長分析」,広島大学『地域経済研究』第16号(2005年3月)
「中国地域における都市型産業の事業特性と立地特性」,『中国地域経済白書2004?都心再生と都市型産業の振興?』(2005年)
「東広島市30年の歩みと検証」,東広島市(2004年12月)
「新しい地域産業の創出に関する調査」,中国経済産業局(2003年3月)
「産業支援サービスの地域需要分析」,『中国地域経済白書2002?産業支援サービス業から知識創造産業へ?』(2002年)
「情報技術が地域産業に及ぼす影響と課題についての調査報告書」,中国経済連合会・日本政策投資銀行中国支店(2002年2月)

自己PR

私は、民間研究機関である(社)中国地方総合研究センターに15年間在籍し、現在、同研究センターの情報開発部長(地域経済研究部次長兼務)を務めています。

主に国や地方自治体のニーズを受けて実施する研究センターの調査研究においても、市町村合併が進み、地域経済の自立に関する議論が高まっていることを受けて、経済の循環構造等の本格的な経済分析・評価にさかのぼって地域再生のための戦略を構築しようという意欲的な試みがみられるようになっています。授業では、産業構造、需要構造、循環構造といった地域の経済構造や経済成長を捉える分析手法について、私が実際に業務として携わった事例とその背景にある分析理論を含めてお話したいと思います。

もう一つ、地域の都市経済の分析についても、強い関心を持ちながら調査研究に取り組んできました。サービス経済化が高度に進展する中で、地域においても都市の活力が地域経済の盛衰を決定するといっても過言ではない状況となっています。研究センターの業務では、革新的な事業を展開する都市型産業の経営者の方や、元気あふれる都市ならではの若い起業家の方と意見を交換する機会にも恵まれます。シンクタンクの研究員が大学の講義を担当する一つのメリットは、こうした実地の調査で得た生の声を、データ分析や理論と結びつけて説明できることではないかと考えています。机上ではなく、現実の経済を説明できる地域分析の手法について皆さんと考えていきたいと思っていますので、よろしくお願い致します。

主な調査

・賀茂学園都市建設・テクノポリス建設検証調査(1995年)。
・広島県中央地域産業振興方策調査(1996年)。
・地域産業集積活性化計画策定業務(1997年)。
・社会資本整備の経済的効果検討業務(1998年)。
・中国地方の新たな社会資本整備のあり方検討業務(1999年)。
・情報技術の進展が中国地域産業に及ぼす影響と課題(2000年)。

その他

・広島臨空広域都市圏形成に向けた視点(広島臨空広域経済圏連絡協議会1999年)。
・地域情報化の自律的展開に向けて(中国地域ITフェア2001)。
・公共事業と地域経済(中国地方整備局研修会)。


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