【研究キーワード】
植物乳酸菌、生活習慣病、プロバイオティクス、機能性食品、臨床試験、メタゲノム解析、腸内細菌叢、神経変性疾患、消化器疾患、麹菌
【最近のハイライト】
植物乳酸菌は、ヒト臨床試験を通じて評価した結果、肝機能数値の改善作用や、肥満の改善効果を有することを明らかにしています。それを国際学術誌「Nutrition」で発表した結果、栄養科学分野で第14回John M. Kinney賞を受賞しました。また、当研究室では、柑橘類から分離した乳酸菌の産生する抗菌性ポリペプチド (brevicin174Aと命名) に関する研究成果を日本薬学会の欧文誌(Noda M. et al., Biol. Pharm. Bull. 38(12): 1902–1909, 2015) にて発表したところ、その学術論文は高く評価され、Highlighted paperに選ばれました。
これまでに、植物乳酸菌の培養技術及び植物乳酸菌の特定株が産生する機能性分子に関して国内特許10件、国際特許12件を取得しており、本講座は、これらの特許を実用化するための産学連携拠点になっています。
なお、「未病・予防医学共同研究講座」は平成28年4月に発足した研究室であり、杉山 政則教授を含む、准教授2名、助教1名からなる教員で構成されています。