分子細胞機能学プログラム

プログラムの紹介と概要

分子細胞機能学主専攻プログラムは,5つの教育科目(生態機能物質化学,生体分子機能学,微生物機能学,酵素化学,免疫生物学)に所属する教員によって実施され,本プログラムを履修する学生は,生物の機能を低分子化合物や遺伝子,蛋白質等の生体高分子の視点から解き明かす能力を養います。加えて,細胞や細胞内の小器官を生体分子の集合体として特徴づけ,分子が織り成す細胞や生物個体の生命現象を学習します。対象とする生物が微生物から植物,動物といったすべての生物界に及ぶこと,及びこれら生物の営みを生態系との関わりから捉えることが本プログラムの特徴です。本プログラムのコアとなる履修科目の学問分野には,分子生物学,生化学,有機化学,生態学,免疫生物学等があります。さらに,これらの基礎的な学習から出発して,生物界の各論を学び,卒業時には食料及び環境分野への応用へと展開できる能力を身につけることができます。
プログラムの実施にあたり,本コースの教員は水平的なネットワークを構成し,生物学の応用を目指した体系的な教育を行います。また,本コースの教員各個人は世界的なトップレベルの研究成果を挙げており,本プログラムでは最先端の知見に触れながら基礎力を養い,さらにその応用へと視野を広げることができます。
卒業後には,大学院や農林水産関係の官公庁,食品・化学・医薬等に関係する業界で,国際的視野を持った研究者や専門技術者に就ける人材を養成します。

主専攻プログラムにおける教養教育の位置付け

本プログラムにおける教養教育は,専門教育を受けるための学問的基盤作りの役割を担っています。自主的・自立的に学習する態度を習慣づけ,情報収集力・分析力・批判力を基盤とする科学的思考力を養成します。ものごとの本質と背景を広い視野から洞察する力や,国際人として生きるにふさわしい語学力と平和に関する関心を強化します。幅広い知識を,真に問題解決に役立つ「知識体系」へと統合し,総合的な見地からものごとを俯瞰できる能力を養成します。

プログラムの詳述書


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