
原水爆禁止運動と広島
広島大学総合科学部 編
小池 聖一 著
判型:四六判
ページ:170ページ
ISBN:978-4-621-31102-8
発行年月:2025-05-25
価格:2,090円
出版社:丸善出版(株)
出版社による内容紹介
原水爆禁止運動は、一般市民による日本ではじめての市民運動であり、広島でも、官民一体の運動が展開された。この過程で広島県被団協、日本被団協が設立された。しかし、組織化された日本原水協内に、共産党・平和委員会「禁止派」によって政治的対立が持ち込まれる。本書は、分裂の起点となった広島から、原水爆運動とは何であったのかを明らかにする。
目次
はじめに
1 第五福竜丸被災事件と水爆禁止署名運動の衝撃
2 それぞれの「前史」
3 原水爆禁止世界大会
4 告発と鎮魂-原水爆禁止運動分裂の序曲
5 分裂-それは広島から
6 分裂がもたらしたもの
おわりに
あとがき