アーカイブズと歴史学: 日本における公文書管理
小池 聖一著
判型・ページ数:A5・200ページ
ISBN: 978-4887084605
出版年月日:2020/06/17
定価:(本体3,600円+税)
出版社: 刀水書房
紹介文
今こそ読んでほしい、アーカイブズ現場の真実。 公文書管理法の目的を実現し、公文書管理とアーカイブズとの関係を見直しつつ、市民・国民のための器としてのアーカイブズ・公文書館の再構築を目指す書。公文書管理法改正試案、国立公文書館の問題点などについて論じる。
目次
第1節 公文書管理法の特徴
第2節 公文書管理の三つの段階と二つの管理形態
第1節 日本におけるアーカイブズの特質
第2節 歴史学との関係性
第1節 公文書管理法が成立する過程における「歴史公文書」と「特定歴史公文書」
第2節 公文書管理法と公文書管理委員会
第1節 「公文書管理の改革に関する最終報告」と野党提出改正案の問題点
第2節 公文書管理委員会の問題点
1.公文書管理委員会にみる公文書管理法の問題点
2.閣議・閣僚懇談会等、国家意思決定文書問題
3.「歴史公文書」問題と評価・選別
4.「時の経過」
第3節 公文書管理法改正の要点
第1節 国立公文書館の公文書管理
第2節 国立公文書館の方向性
第3節 国立公文書館の今後について
第1節 広島大学文書館の設立と理念
第2節 機関アーカイブズとしての大学文書館
第3節 公文書統一管理下の大学文書館、その障害
第1節 アーカイブズと国民・市民
第2節 「地」のアーカイブズ
第3節 糸を紡ぎ、編む―家の歴史(Family history)