永山則夫 封印された鑑定記録
堀川 恵子 著
総合科学部卒業生の堀川恵子氏の著書『永山則夫 封印された鑑定記録』(岩波書店、2013年3月)が話題になっています(週刊ポストブックレビューでも紹介)。2012年秋のNHK教育ETV特集番組のドキュメンタリー番組でも話題になりましたが、本書は、石川医師の鑑定書の核心に活字でしかとらえられない内容に迫る力作です。なお、堀川恵子氏は、平成25年6月14日(金)12時50分~14時20分には広島大学総合科学部「総合科学へのいざない」の講師として登壇されます(公開授業です)。
内容紹介
日本社会を震撼させた、19歳の少年による連続射殺事件。その犯人、永山則夫がすべてを語り尽くした膨大な録音テープの存在が明らかになった。100時間を越える独白から浮かび上がる、犯罪へと向かう心の軌跡。人が人を裁くことの意味を問い続け、講談社ノンフィクション賞、新潮ドキュメント賞を受賞した著者が再び永山則夫に向きあい、「貧困が生み出した悲劇」といわれてきた事件の背後に隠された真実に迫る。(「BOOK」データベースより)