総合博物館 准教授 清水 則雄
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地域の元気応援プロジェクト「大学・学校・地域が連携したミコシギクの保全と地域の活性化」のメンバーが、10月18日に福富中学校の生徒と一緒にミコシギクの保全活動について授業を行いました。
自生地で東広島植物園の塩路恒生氏の指導のもと、ミコシギクの花を観察しました。
白くて大きなミコシギクの花を熱心に観察する中学生の姿が見られました。
ミコシギクの花を観察する様子
ミコシギクの花
2年生は自生地の植生について学習しました。広島市植物公園の山本晃弘氏が自生地にある植物をわかりやすく説明してくださいました。
植物に関するクイズもあり、ミコシギクを取り巻く環境を楽しく学ぶことができました。
また自生地の奥にある湿地に行き、湿地について広島市植物公園の山本晃弘氏と総合科学部4年の稲葉啓斗氏が説明しました。
湿地の特徴を楽しく学ぶことができました。
湿地について説明をしている様子
ミコシギクをなぜ守る必要があるのかをペアになって話し合うゲームを行いました。
自由に意見を出し合うことができ、ミコシギクを保全する意義を確かめ合いました。
ペアになって話し合う様子
後半の授業ではグループごとに活動しました。
生育域内保全のグループでは前回の活動に続き、ミコシギクの本数調査を実施しました。自生地内にあるミコシギクの本数を無事に数え終えることができました。
生育域外保全グループでは、中学校でミコシギクを守っていくための方法を話し合いました。話し合いの中で、種まきのマニュアルを作成することを決めました。
ミコシギクの広報活動をするグループでは、ポスター・パンフレットを作成する班と商品をつくる班に分かれ活動しました。使用するデザインや作成方法などを考えました。
活動のまとめを行うグループでは、スライドを用いて今までの活動を発表することにしました。スライドの目次や各スライドの担当者を決めました。
スライドの内容について話し合う様子
授業を通して、ミコシギクの保全活動に興味を持ってくださる方が増えることを切に願っています。
今後も福富町の地域の方々とともに、ミコシギクの保全活動に取り組んでいきます。