公開臨海実習

  • 公開臨海実習は、国立大学間の単位互換制度に基づく、全国の大学生(学部2年生以上)・大学院生を受講対象とする実習です。公立大学および私立大学の学生も参加可能です。
  • 授業料は原則不要(※)です。参加実費のみ必要です。
    ※ 公私立大学の所属学生(広島大学との大学間協定において、授業料の相互不徴収を定めている公私立大学の所属生を除く)のうち、単位修得証明書の発行を希望する方は、29,600円の授業料が必要です。単位の修得に相当する受講証明書の発行のみを希望する場合、授業料は不要です。
  • 参加希望者は各大学の教務・学務担当係を通じた応募手続きが必要です。実施要領に記載されている書類を準備の上、各大学の教務・学務担当係に提出してください。具体的な応募手続きに関しては、各大学の教務・学務担当係にお問い合わせください。
  • 実施要領や願書等の書類は6月上旬までに各大学の教務・学務担当係に郵送される予定です。書類が届いていない場合は、広島大学理学系支援室(理)(学士課程担当)( ri-gaku-sien*office.hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に変換して送信してください))に請求してください。
  • 募集締め切りは2024年7月4日(木)(必着)です。なお、送付時には封筒の表に「公開臨海実習関係書類在中」とご記入ください。
  • 本実習は広島大学理学部生物科学科(生物学プログラム)の定める履修区分のうち、専門教育科目 > 専門科目 > 自由選択 の科目です(詳細は理学部学生便覧を参照してください)。「もみじ」からの履修登録はできません。
  • 当臨海実験所が開講する公開臨海実習には以下の3つの実習があります。応募の際は、実習内容や実習日程を確認した上で、実習名の間違いに注意して応募してください。
    • 生物モニタリングコース(受講定員数:20名)
    • 進化発生・オミクス解析コース(受講定員数:15名)
    • 進化発生・ゲノム編集コース(受講定員数:16名)
  • 異なる日程で開催されるコースを複数受講することも可能ですが、認定単位は1コース分(2単位)のみとなります。2024年度は「生物モニタリングコースと進化発生・オミクス解析コース」または「生物モニタリングコースと進化発生・ゲノム編集コース」の組み合わせで複数受講が可能です。
  • 実習内容に関しては、臨海実験所(連絡先は下記)までお気軽にお問い合わせください。
  • 自然災害等の影響を考慮して受講定員・内容・日程が一部変更になる可能性があります。予定の変更がある場合は受講者に通知すると共に本ウェブページを更新しますので、定期的に確認してください。

2024年度(令和6年度) 実施内容(概要)

< 生物モニタリングコース >

1. 開講場所

〒722-0073 広島県尾道市向島町2445
広島大学 瀬戸内CN国際共同研究センター ブルーイノベーション部門 臨海実験所
Tel:0848-44-1143 Fax:0848-44-5914

2. 開講日時等

  • 開講期間:8月19日(月) 〜 22日(木)・9月9日(月)
  • 集合日時:8月19日(月) 13:00 開始(予定)
  • 集合場所:臨海実験所。公共交通機関を利用して来所する場合、実験所職員が公用車での送迎を行いますので駅前渡船船着場(向島側)に集合して下さい。
  • 担当教員:田川訓史、植木龍也、有本飛鳥

3. 実習内容

  • 対面形式の実習は3泊4日の合宿形式で海洋生物の野外採集などを行います。1日目は 13:00開始、最終日は 14:30頃終了予定です。
  • オンライン発表会は海洋生物学実習B・公開臨海実習3コースで合同実施の予定です。
  • この実習では、海洋生物の多様性や分類系統について生物観察・採集と実験の両面からデータを収集・解析することで学びます。
  • 内容は、船舶に乗って無人島と砂州に行き、潮間帯を中心にした磯と干潟での生物採集および採集した生物の観察と分類を行います。また、プランクトンの採集と顕微鏡観察、発光動物ウミホタルの採集と発光の観察なども行います。さらに、環境試料からのDNA抽出を行い、基礎的な実験技術について学びます。
  • 参考書として、動物の多様性に関する一般書、海洋動物の図鑑などに目を通しておくことが望ましいです。
  • 9月9日に実施内容に関するオンライン発表会を行い、その後レポートと実習中に作成したスケッチを提出します。

※ 悪天候で野外活動ができない場合、実習内容を変更する可能性があります。

4. 持参するもの

  • ノート、筆記用具、ケント紙10枚程度、ノートパソコン、防水カメラ(スマートフォンなどでも可。水没しないように防水ケースなどの使用を推奨)、濡れてもよい動きやすい服装(ジャージやラッシュガードなど、怪我防止のため肌の露出を防ぐことのできる衣類を推奨。水着も可。膝の上まで海に浸かります)、着替え、館内上履き(通学用の靴と兼用可)、磯歩き用の滑りにくい靴(使い古したスニーカー・⻑靴など、マリンシューズを持参する場合は通常のスニーカーやウォーキングシューズと同等以上の外装厚のあるものを選ぶこと、怪我防止のためサンダル・クロックスなどのつま先・かかとがむき出しになる靴は不可)、濡れても良い丈夫な手袋(軍手など)、帽子、薬(虫よけ薬、虫刺され薬、日焼け止めなど)、健康保険証(必携)、体温計、来所前の健康状態を記録した健康確認票(詳細は「注意事項」の項目)

※ 実験所周辺には、日用品を購入できる店がないので、上記以外に必要と思われるものは持参してください。
※ 採集範囲を広げたい人は水着を持参して下さい(遊泳は注意事項を守って自己責任でお願いします)。
※ 野外作業を含むため、帽子等の日射し対策は十分に!
※ 所内は土足可ですが、館内上履きと野外採集用の靴の兼用はできません。野外採集後の濡れた靴を履き替えることができるように、別の靴(通学用の靴と兼用可。サンダル・クロックス可)を用意してください。
※ 宿舎に備え付けの洗濯機と洗剤・漂白剤を使用できます。シャワールームには、共用のシャンプー、ボディーソープがあります。パジャマ、タオル、洗面用具、歯ブラシ等のアメニティグッズはありませんので持参してください。

5. 費用

  • 集合場所までの往復交通費の各自負担
  • 実験所における生活費:7,010円(3泊4日、9食)
    内訳:寝具クリーニング代(1,300円)、朝・昼・夕食代(4,350円)、飲料代(500mLペットボトル7本、560円)、共益費・衛生対策費(800円)
  • 費用は実習当⽇に実験所で集⾦します。お釣りのないように⽤意してください。

< 進化発生・オミクス解析コース >

1. 開講場所

〒722-0073 広島県尾道市向島町2445
広島大学 瀬戸内CN国際共同研究センター ブルーイノベーション部門 臨海実験所
Tel:0848-44-1143 Fax:0848-44-5914

2. 開講日時等

  • 開講期間:8月26日(月) 〜 30日(金)・9月9日(月)
  • 集合日時:8月26日(月) 13:00 開始(予定)
  • 集合場所:臨海実験所。公共交通機関を利用して来所する場合、実験所職員が公用車での送迎を行いますので駅前渡船船着場(向島側)に集合して下さい。
  • 担当教員:田川訓史、植木龍也、有本飛鳥

3. 実習内容

  • 対面形式の実習は4泊5日の合宿形式で行い、新口動物の発生様式の比較などを通じて進化発生生物学を学びます。1日目は 13:00開始、最終日は 13:30頃終了予定です。
  • 対面形式の実習は海洋生物学実習Bと合同で開講されます。
  • オンライン発表会は海洋生物学実習B・公開臨海実習3コースで合同実施の予定です。
  • 内容は、新口動物(ウニ・ホヤ・ギボシムシ・ナメクジウオなど)の発生観察と解剖、発生における遺伝子発現やその制御に関する次世代シーケンス解析などを行います。
  • 9月9日に実施内容に関するオンライン発表会を行い、その後レポートと実習中に作成したスケッチを提出します。

※ 生物の状況により実習内容は若干変更されることがあります。

4. 持参するもの

  • ノート、筆記用具、ケント紙10枚程度、ノートパソコン、薬(虫よけ薬、虫刺されの薬など)、健康保険証(必携)、体温計、来所前の健康状態を記録した健康確認票(詳細は「注意事項」の項目)

※ 実験所周辺には、日用品を購入できる店がないので、上記以外に必要と思われるものは持参してください。
※ 宿舎に備え付けの洗濯機と洗剤・漂白剤を使用できます。シャワールームには、共用のシャンプー、ボディーソープがあります。パジャマ、タオル、洗面用具、歯ブラシ等のアメニティグッズはありませんので持参してください。

5. 費用

  • 集合場所までの往復交通費の各自負担
  • 実験所における生活費:8,820円(4泊5日、12食)
    内訳:寝具クリーニング代(1,300円)、朝・昼・夕食代(5,800円)、飲料代(500mLペットボトル9本、720円)、共益費・衛生対策費(1,000円)
  • 費用は実習当⽇に実験所で集⾦します。お釣りのないように⽤意してください。

< 進化発生・ゲノム編集コース >

1. 開講場所

〒722-0073 広島県尾道市向島町2445
広島大学 瀬戸内CN国際共同研究センター ブルーイノベーション部門 臨海実験所
Tel:0848-44-1143 Fax:0848-44-5914

2. 開講日時等

  • 開講期間:8月26日(月) 〜 30日(金)・9月9日(月)
  • 集合日時:8月26日(月) 13:00 開始(予定)
  • 集合場所:臨海実験所。公共交通機関を利用して来所する場合、実験所職員が公用車での送迎を行いますので駅前渡船船着場(向島側)に集合して下さい。
  • 担当教員:田川訓史、植木龍也、有本飛鳥
  • 協力教員:山本卓、坂本尚昭(広島大学)、北海道大学、東北大学、お茶の水女子大学、東京大学、筑波大学、島根大学、台湾中央研究院から協力教員を招へい予定

3. 実習内容

  • 対面形式の実習は4泊5日の合宿形式で行い、海産無脊椎動物を用いたゲノム編集実験のほか、ゲノム編集の原理や応用の広がりを進化発生学の視点を通じて学びます。1日目は 13:00開始、最終日は 13:00頃終了予定です。
  • オンライン発表会は海洋生物学実習B・公開臨海実習3コースで合同実施の予定です。
  • 7大学合同公開臨海実習として他大学の講師を多数招き、さらに国際交流協定校である台湾中央研究院からも講師を招いて実施します。
  • 内容は、ゲノム編集に用いる動物(ウニ・ホヤなど)の発生観察と解剖、ゲノム編集実験などを行います。
  • 9月9日に実施内容に関するオンライン発表会を行い、その後レポートと実習中に作成したスケッチを提出します。

※ 生物の状況により実習内容は若干変更されることがあります。

4. 持参するもの

  • ノート、筆記用具、ケント紙10枚程度、ノートパソコン、薬(虫よけ薬、虫刺されの薬など)、健康保険証(必携)、体温計、来所前の健康状態を記録した健康確認票(詳細は「注意事項」の項目)

※ 実験所周辺には、日用品を購入できる店がないので、上記以外に必要と思われるものは持参してください。
※ 宿舎に備え付けの洗濯機と洗剤・漂白剤を使用できます。シャワールームには、共用のシャンプー、ボディーソープがあります。パジャマ、タオル、洗面用具、歯ブラシ等のアメニティグッズはありませんので持参してください。
※ 一部の講義はオンラインで行われるため、受講者はノートパソコンを忘れずに持参して下さい。

5. 費用

  • 集合場所までの往復交通費の各自負担
  • 実験所における生活費:8,820円(4泊5日、12食)
    内訳:寝具クリーニング代(1,300円)、朝・昼・夕食代(5,800円)、飲料代(500mLペットボトル9本、720円)、共益費・衛生対策費(1,000円)
  • 費用は実習当⽇に実験所で集⾦します。お釣りのないように⽤意してください。

全実習共通事項

6. 注意事項

  • 集合時間は厳守し、遅れそうな場合は早めに連絡してください。
  • 実験所への往復の際は、事故を起こさぬよう充分注意して下さい。
  • 1日目の昼食は用意しません。あらかじめ済ませてから実験所に来るか、弁当を持参してください。
  • 昼食と夕食は日替わりの宅配弁当です。発注先の都合上、内容の指定や変更はできません。また、原材料についてのアレルギー情報は提供されていないことに留意して下さい。
  • 特定生物に対する飲食以外でのアレルギー、その他特異体質がある場合は事前に連絡してください。
  • 学生教育研究災害傷害保険(または同等以上の傷害保険)に必ず加入しておいてください。
  • やむを得ず欠席する場合は、開催1週間前までに広島大学臨海実験所(連絡先はページ最下段)まで申し出てください。直前にやむなく欠席・遅刻する場合も、必ず連絡してください。
  • 当臨海実験所では感染症対策ガイドラインを設定し、2020年8月からこれに則った施設利用をお願いしています。施設利用についてのページから2点のファイル「感染症対策ガイドライン(利用者向け)」「【別紙】健康確認票」をダウンロードして、履修登録時に必ず内容を確認してください。
  • 臨海実験所への入構には、来所前の健康状態を記録した「【別紙】健康確認票」の提出が必要ですので、忘れずにご準備ください。
  • ガイドラインの内容や施設利用可否判定基準について不明な点がある場合は、事前に臨海実験所へご連絡ください。
  • 実習スケジュールは事前に電子ファイルでお渡しします。テキスト(実習書)は実習当日に配布します。

7. 順路

公共交通機関を利用して来所する場合

  • JR尾道駅→徒歩1分→駅前渡船(100円)→タクシー(1,500円程度)→実験所
  • JR尾道駅→徒歩1分→駅前渡船(100円)→徒歩1分→駅前渡船バス停→実験所(大学前バス停 250円)
    バス時刻は、おのみちバスHP 駅前渡船バス停時刻表(立花線江の浦行き)を確認してください。
  • JR新尾道駅(新幹線)→バス→JR尾道駅→以降は上記と同じ
  • JR新尾道駅(新幹線)→タクシー(3,500円程度)→実験所

車またはバイクで来所する場合

  • 国道2号線→尾道大橋→向島 干汐・立花方面→実験所
  • 国道2号線→尾道バイパス→尾道大橋→向島 干汐・立花方面→実験所
  • 国道2号線→福本渡船あるいは尾道渡船→向島 干汐・立花方面→実験所

【問合せ・連絡先】
 広島大学 瀬戸内CN国際共同研究センター ブルーイノベーション部門 臨海実験所
 〒722-0073 広島県尾道市向島町2445
 TEL: 0848-44-1143
 E-mail:rinkai*hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に変換して送信してください)


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