広島大学エネルギー超高度利用研究拠点(HU-ACE)
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日時:2024年5月24日
プログラム
解説:博士広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦

講演 インドネシア国立研究イノベーション庁 産業プロセス・製造技術研究センター(BRIN)
ノビ・シャフティカ 博士
「インドネシアにおけるバイオ燃料の進歩:現状と進捗状況」
インドネシアは、資源が豊富な広大な熱帯の島国で、エネルギー分野においては石油の顕著な輸入国となっています。このことを認識し、脱炭素化の必要性に迫られて、インドネシアは、特に輸送のためのバイオ燃料の利用を通して、化石燃料への依存を減らすためのさまざまな取り組みとプログラムに着手しました。世界最大のパーム油生産国であるインドネシアは、この資源を利用して、輸送用燃料用のバイオディーゼル生産では世界をリードしています。しかし、バイオエタノールやバイオガスなど、他の種類のバイオ燃料の開発は、バイオディーゼルほど進んではいません。本講演では、インドネシアにおけるバイオ燃料開発に関する様々な側面について、政策、規制、市場・技術の現状、課題などについて紹介し、また、広島大学と共同で行っている非在来型バイオマス、特に大型藻類を利用した研究についても紹介しました。
