番組の中の「おまかせ中継」で本研究科教員の研究成果が紹介されました。この企画は、アナウンサーの方にミッションが与えられ、聞き込みをしながらミッションに合うものを探し当てる内容です。
今回のミッションは『大谷のような“超人”にしてくれる研究者を探せ!』。
アナウンサーは、キャンパス内の食堂でミッションに合う研究者を学生に聞きながら探されました。
ミッションに合う研究者は、電気システム制御プログラムの栗田雄一教授でした。 番組ではまず、栗田教授の研究成果である「人工筋を組み込んだアシストスーツ」が紹介されました。実際にアナウンサーが着用し、大谷選手顔負けのスイングを披露しました。この人工筋は、チューブ状のゴムのようなもので、圧縮空気を送り込むと縮んで筋肉の動きを支援します。うまくやれば空気の力で、数倍の力が得られるもの。
次に、無電力供給型の身体機能増強スーツを着用されました。ポンプシューズを踏むことで空気圧を生み出し、それにより動力源を自給できる仕組みです。実際にお米20kgを軽々と持ち上げることに成功しました。 これらのアシストスーツにより、個人の身体能力特性に合わせた支援を提供することで、どんな境遇の人も前向きに生きられる社会に繋がることが期待されます。
最後にもう1つのミッション『離れたものを動かす超人パワーを探れ!』が出されました。 キャンパス内の試験場に移動し、栗田教授がショベルカーに向かって念を送ると、人が乗っていないショベルカーのアームが動きだしました。
実はこれ、リモートコントロールによってショベルカーを動かしていました。コベルコ建機株式社と共同で、どんな場所からでも建設機械を遠隔で動かすことができるシステムを研究した成果になります。
番組最後で、「建設機械を遠隔操作できることにより、遠方にある現場に行く必要もなくなるため、これまで難しかった『建設会社のテレワーク化』の実現が期待できる」と栗田教授は締めくくりました。