第93回海洋教育フォーラム「海を舞台とした最先端技術のこれまでとこれから」(くれ海博2024内イベント) を開催しました

 
日本船舶海洋工学会(海洋教育推進委員会)本学 (大学院先進理工系科学研究科 輸送・環境システムプログラム) 海上保安大学校広島商船高等専門学校大島商船高等専門学校弓削商船高等専門学校鳥羽商船高等専門学校富山高等専門学校が主催し、呉市が共催して、2024(令和6)年11月10日に第93回海洋教育フォーラム「海を舞台とした最先端技術のこれまでとこれから」を、大和ミュージアム (呉市海事歴史科学館)にて開催しました。

広島地区でのこのフォーラムは、2013(平成25)年度以来毎年開催しており、今回で12回目となります。

今回のフォーラムでは海洋文化都市くれ海博2024という大きなイベントの中で行われ (その全体の開催報告は、こちら です)、講演会のほか、子供向けイベント (エコロジー船を作ろう)、気球のデモンストレーション等、盛りだくさんの企画となりました。

なお、当日のプログラム (実施内容) は以下の通りです。 
当フォーラムの開催案内につきましては、こちら より御覧下さい。
 

 第1部

  • 10:30~10:50
    開会挨拶「うみのことをもっとみんなで知ろう」
    小林 正典 (日本船舶海洋工学会 海洋教育推進委員会 委員長)
     
  • 11:00~11:45
    基調講演「呉の歴史を通して ものづくりの大切さを考える」
    戸髙 一成 (呉市海事歴史科学館 (大和ミュージアム) 館長)
     

 第2部

  • 13:00~13:45
    学生の研究紹介 (3件の発表)

    ・「転覆船内に取り残された人を見つける方法の研究」
      原 拓海・小林 鼓太朗 (海上保安大学校 4年)

    ・「芸予諸島における海事史の継承を目指す郷土学習の試み」
      岡本 柚実子 (広島商船高等専門学校 5年)

    ・「呉港に設置された水温ロガーによるGCOM-C水温の初期検証」
      浦 駿介 (広島大学 大学院先進理工系科学研究科 博士前期(修士)課程1年)
     
  • 13:45~14:00
    講演「NASAの海色観測棟ネットワーク『Aeronet OC』の紹介」
    山本 浩万 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所 上級主任研究員)
     
  • 14:10~14:40
    講演「海技研の自動運航船研究の紹介」
    澤田 涼平 (国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 研究員)
     
  • 14:50~15:20
    講演「海事産業における次世代への取り組み」
    中野 宏幸 (株式会社商船三井 広島支店 支店長)
     
  • 15:20~15:30
    閉会挨拶
    作野 裕司 (広島大学 大学院先進理工系科学研究科 教授 / 第93回海洋教育フォーラム実行委員会 委員長)
     

今回は、初めて大きなイベントである海博の中での開催ということで準備が大変でしたが、結果的にほぼ全て計画通り実施することができました。今後も、今回のフォーラムのように、講演だけでなく様々な体験的なイベントを含めた内容を継続していきたいと考えています。
 

当日のイベントの様子 (写真)

くれ海博2024内の他の関連イベントの写真も含みます。

この記事 (第93回海洋教育フォーラム) に関する問い合わせ先

大学院先進理工系科学研究科 (工学) 輸送・環境システムプログラム
​教授 作野 裕司
(第93回海洋教育フォーラム 実行委員長)
MAIL: sakuno[at]hiroshima-u.ac.jp  [at]は@に変換して下さい。


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