死因究明教育研究センター

構想・目標等

 広島大学では、これまでも広島県における死因究明の中心を担ってきましたが、死因究明等推進計画(平成26年6月13日閣議決定)などによる社会的要請を受け、中国・四国地方における死因究明分野の教育・研究の拠点化を目指し、平成29年6月に大学院医歯薬保健学研究科に「死因究明教育研究センター」を設置しました。
 この死因究明教育研究センターは、死因究明に必要な分野横断型専門家を育成し、死因究明学研究を推進するとともに、地域の拠点として社会に貢献することを目的としています。
 多分野にわたる専門分野横断型の人材育成を行うほか、多角的視点からの死因解析等を通じた新たな「死因究明システム」の開発及び地域への還元を目指し、中国・四国地域の拠点形成を加速・促進させ、リージョナルセンターとしての役割を果たします。

役割・成果等

 平成29年度に「死因究明教育研究センター」を設置後、研究施設等を改修の上、新規の解剖装置、画像診断用CT装置等を整備しました。また、新たに死因究明専門家を雇用するとともに、大学院博士課程に「死因究明専門家養成プログラム」を開設しました。平成29年度には3名の学生受け入れを開始し、今後、毎年度2名程度の学生を受け入れる計画としています。
 平成28年度に設置された「広島県死因究明等推進協議会」を通じて、広島県、県警・検察庁・海上保安庁、広島県医師会・歯科医師会・薬剤師会等との連携を強化し、検案・身元確認に携わる地域の医師・歯科医師等の育成・資質向上を推進します。
 これらの取組を通じて、死因究明教育研究体制の基盤整備を確立させ、今後、分野横断型死因究明専門家の育成、多角的視点からの死因解析等を通じた新たな「死因究明システム」の開発及び地域への還元を促進し、拠点形成を加速させます。

死因究明教育研究体制の充実・強化

 ー有機的な連携により、死因関連因子の基礎データや知見の集積等を進めるー

  • 「死因究明教育研究センター」を設置
  • センター専任教員として、新たに死因究明専門家2名を雇用
  • センター専任教員として、新たに法歯学の専門家1名を配置
  • 最先端の解剖装置、死後画像診断用CT装置、歯科用ポータブルX線診断装置等の設備を導入

解剖装置(L型)

解剖装置(直型)

死後画像診断用CT装置

歯科用ポータブルX線診断装置

分野横断型死因究明専門家の育成

 ー法医学のみならず、多分野の教員が参画し、分野横断型専門家の育成を目指す

  • 大学院博士課程に「死因究明専門家養成プログラム」を開設
  • 大学院博士課程学生を3名受入(今後、毎年度2名程度受入予定)

地域との連携強化・拠点形成の推進

 ー地域の医療従事者等の育成・資質向上、学会、研修等を通じた地域の拠点形成の推進

  • 「広島県死因究明等推進協議会」を通じた地域との連携強化
    (広島県、県警・検察庁・海上保安庁、広島県医師会・歯科医師会・薬剤師会等)
  • 県内及び県外の医療従事者等を対象としたセミナー等の開催
  • 全国学会又は国際学会への発表(29年度3件)
  • 全国学会の開催誘致(30年度に1件予定)

災害時身元確認研修セミナー
(2018年3月18日開催の様子はこちら


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