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日本語学、人文情報学、古辞書研究、類聚名義抄、漢字・和訓

　専門は、人文情報学の手法による日本古辞書の研究です。特に、日本で伝承された古写本や古辞書などの文献資料を電子化し、データベースを活用して分析することにより、漢字文化圏（中国・日本など）における漢字資料の変容過程を明らかにすることを目的としています。
　また、日本における漢字と和訓の歴史的変遷を探るとともに、博物館や図書館における資料整理や文献調査にも取り組んでいます。

　言葉は、時代を超えて人と人をつなぐ「文化の記憶」です。
　ひとつの漢字や訓（よみ）には、古代の人びとの知恵や感性が息づいています。現代ではあまり使われなくなった文字の中にも、かつて人々の生活や文化を支えた大切な知識が込められています。古い文字を読み解くことは、単に過去を探ることではなく、AI時代における「人間の言葉のあり方」を考える手がかりにもなります。
　テクノロジーと人文学が交わる場所から、ともに言葉の歴史と未来を見つめてみませんか。